長野県大町市
長野県大町市
長野県茅野市
長野県大町市

施工エリア 長野県・群馬県・埼玉県・山梨県・他関東一部

アトリエDEF通信

Blog

雪積もるエコラの森で。

Series
アトリエDEF
八ヶ岳営業所

循環の家の近くにあるエコラの森。
NPOのエコラ倶楽部で6年前くらいから手を入れて育ててきた森です◎
循環の家のスタッフも間伐したり、草刈りしたり、夏祭りをしたり、山小屋つくったりと
楽しんで活動に参加しています♪
IMG_1778.JPG
冬の森の様子を見に行ってみました!
森のあたりはこの前降り積もった雪だらけ。。。
軽く膝上が埋もれるくらいに積もっていたので、森の散策は断念しました。
大寒を迎えて寒さが厳しい今の時期、畑での野菜づくりはできないですが、
実は、森での伐採作業は今時期でも行われることが多いんです。
秋から春先までの気温が下がる季節、山の木々も地面から水を吸わなくなり冬眠状態になります。
この期間中に切り倒し、スギやヒノキは葉っぱをつけたまま4ヶ月くらい森に倒して置くと、
幹の中にあった残りの水分が葉っぱからすこしずつ抜けて、いい状態で乾燥が進むそうです。
小さい頃、よく自分のじいちゃんについていって炭焼き用の木を運び出したり、
シイタケやナメコを育てるためのホダ木を切りに行っていた時もそういえば雪があったころだったように思います。
今思えば、わざわざ冬の寒い時期に炭焼きをまとめて何度もやっていたのは、
この時期がいちばん樹木が乾燥しているからなんだと納得しました◎
また、樹木の活動が停止する冬に伐採を行うことで、
ナラやブナなどの広葉樹の場合は休眠から覚めるときに切り株から新たな芽を出してきます◎
広葉樹の森はこの萌芽更新によって健全な森が保たれてきました。
針葉樹の林の場合は伐採した地をならして、5月から6月に新しい苗を植樹することで、新しい森を育てます。
薪や炭を使う文化があった昔の里山では休耕期の冬に山の仕事をし資源を得ることで、
暮らしを成り立たせ、自然も守ってきました。
身近な場所で暮らしと自然が循環の仕組みで結びついていました。
今の暮らしはどうだろう?
土も山も川も、近いのに遠い。のだと思います。
きっとそこから自分の手や体で得るものが少なくて、
還してあげるものも少なくなってしまっているから。
たとえば、プランター菜園をやってみる。
たとえば、畑で野菜ををつくってみる。野菜くずはコンポストで堆肥をつくる。
たとえば、かまどで野菜を炒めて料理してみる。燃やす枝を拾い集めて、灰は畑の肥料につかう。
ひとつずつ、小さなことからはじめて暮らしを楽しむということ。
その暮らしの中からさらに楽しみの膨らむほうに一歩、また一歩と歩みを進めていくと(!)
いつのまにか、土の上で暮らしていて、山の環境を考えてみたり、水辺の動植物のことを考えているかもしれません◎
循環の家が提案するこれからの豊かな暮らしは、楽しいのその先で自然とつながる暮らしです!
昔の普通の暮らしをひとつひとつ楽しみを味わいながら見直していけるといいなと思っています!
IMG_1780.JPG
Kyouhei

この記事を読んだ方におすすめの記事

Model House

デフの原点となった
土に還る家

循環の家 上田
長野県上田市