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軽井沢 別荘 リフォーム お引渡し
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ご家族の静養の地として、大切に住み継がれてきた軽井沢のとある別荘。これからも大切に住み継ぐべく、水回りのリフォームをご依頼いただきました。ごく限られたエリアですが、お施主さまとのコミュニケーションから生まれた様々なアイデアが盛り込まれ、下記画像のような仕上がりとなりました。新築同様の品質で、美しく、シンプルな意匠が冴え渡っています。
洗面台を対象に振り返ると、改修前は昭和時代の設備をそのままに、手入れをしながら綺麗に、大切に使われてきた印象でした。しかし、現地調査とヒアリングを介すると、「洗面シンクが狭い、鏡が正面にない、お湯が出ない、寒い・・・」というように、現状の使用感に対する課題が見えてきました。これら課題の克服に向けて、現状で各所を採寸した後、改修エリアを図面化、リフォームプランご提示の上、今秋から着工させていただきました。
本改修では、暖かさを閉じ込める「断熱施工」も大きなキーワードになっていました。着工に当たり、対象エリア周辺は徹底的に解体され、下地を新たに組み直し、羊毛断熱材を充填しています。サッシも本改修に合わせて、断熱性能の高いペアガラスに交換しているので、改修前と比較して断熱性能は大幅にアップしていることでしょう。この工事と並行して、お施主さまとは仕様の打合せを重ね、実際の仕上がりに向けた詰めの作業を行いました。
そんなこんなで、洗面台はご覧の美しさで完成しました。新築でお馴染みの無垢材に包まれた洗面台が、限られたスペースにすっきりと収まっています。棚は当初、箱型のボックス仕様で検討していましたが、奥さまのご要望で柔らかなアールを持つ棚に変更となりました。面白いのは「鏡」です。身だしなみを調える場合と、採用を優先する場合を考慮して、鏡は左右に動く仕様となっています。
こちらはトイレの棚。こちらも当初計画と大きく変化した要素と言えます。デザインは奥さま直筆のイラストから始まっています。夜なべして一生懸命描いて下さったそうで、奥さまの思い入れの強さを感じるアイテムです。トイレットペーパーや清掃用品を収納する棚に加えて、天板にはニッチも設けられました。ニッチは壁下地の隙間を有効活用し、確保可能な奥行きを計測して実現に至っています。
ペーパーホルダーには、さりげなく手すりが取り付けられています。良く見てください・・・これは元ステッキなのです!思い出の品を、日常のアイテムに組み込みたい。そんな想いにも柔軟にお応えしており、必要な長さにカットさせていただいた上で取り付けています。ちなみに、壁面は少しだけ顔料を入れた淡い色調の漆喰仕上げとなっています。お手洗いは、洗面所とは別空間となるので、雰囲気を少し変えたいというアイデアから生まれたものです。
今回のリフォームでは、現場監督の池田くんと、佐藤大工の活躍も忘れてはなりません。お施主さまと丁寧にコミュニケーションを取りながら、最後まで現場を盛り上げてくれました。本当にありがとうございます。アトリエデフでは、間取りそのものを見直す大規模なリノベーションから、水回りやキッチンに限定したリフォームまで喜んで承ります。あなたのお家も、木の温もりに包まれた自然素材の空間にリノベーションしてみませんか?