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信州の発酵食―野沢菜漬け

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こんにちは!ななみんです。

霜が降り、吐く息が白くなり、八ヶ岳や南北アルプスの山々に雪が被るようになり、
冬の到来を感じる毎日。

八ヶ岳営業所の各小屋からは薪ストーブの煙がのぼり、手はかじかみながらも冬のたのしさを味わっています。
薪ストーブの前で食べるみかんが美味しい~☺

(一方で、私の住んでいるアパートはすでに寒すぎて、無事に1・2月を越せるのか?と疑問に感じてきていますが…)

さて、先日、長野県といえば!のあるお漬物づくりを八ヶ岳営業所メンバーで行いました!

みなさんお分かりでしょう、野沢菜漬けです(^.^)

社長のお家の畑に種をまかせてもらい、先日無事に収穫から行うことができました!

朝の澄んだ空気のなかでの畑作業で、気分は農家さん♩
(公言していますが、私の将来の夢はお百姓なので、この光景はとてもテンションが上がりました。笑)

こんなふうにカブと上のほうの固い葉っぱは切り落としていきます。

営業所に戻ったら、一斉に野沢菜洗いスタート!
水だと寒すぎて辛いので、薪ボイラ―をがんがんに沸かしてお湯をつくって洗います。

野沢菜漬けの本場・野沢温泉では、決まった日に共同浴場が開放され、誰でも温泉で野沢菜を洗えるのだとか。

一次洗いの嶋さん😎(写真に写ってませんが、星野さんも一緒にやってくれました~!)

二次洗いの光世さん😎

仕上げ洗いの植松さん😎

こうして丁寧に洗われた野沢菜たちは…

こんなに沢山になりました✨

なんと、今年の総量は86㎏…!!

ただ、けろ隊長によると、
今年は寒くなるのが遅くて、なかなか野沢菜が凍みなかったぶん水分が抜けずに残っていて、
そのせいで重いのもあるかもね。
とのことです🤔

なにはともあれ、今年も無事に冬の保存食を作れます!

こちらは塩漬け。
一般的に「野沢菜漬け」といわれるのはこれです。

デフ流は、塩・昆布・唐辛子。

『信州の発酵食』(小泉武夫・横山タカ子著)によると、よく出回っている野沢菜漬けは、調味液につけられただけなので発酵によるうまみや風味はなく、調味液の味だそう。

私も今まで野沢菜漬けは買って食べたものばかりだったので、
種をまいて間引いて収穫して、みんなで漬けた野沢菜漬けは今年がはじめて。
今から味わうのが楽しみです!

ちなみに先ほどの写真のように塩漬けにしたら最後に重石を載せるのですが、
ここでもケロ隊長の腕が光っておりました。
そこらへんにあった石(ちゃんと洗いました)、なんと8つバランスよく積んでおられました。。

残りの野沢菜は、植松さんのレシピで切り漬け(先に一定の長さに切ってから、醤油やみりん、砂糖などで漬ける)にしてもらいました(^O^)

季節がめぐるたび、そのときごとの暮らしごとがあり、
ああまたこの季節が来たのだなと生活のなかで感じられる。
街では感じられなかった、私が田舎に望んだ、暮らしにころがるよろこびです。

ちなみに塩漬けにするとき、野沢菜をねじって樽に並べていくのですが、
手がかじかむ、かじかむ…!😢冗談抜きで、指がちぎれるかと思いました。
だんだんと冬も暖かくなっているのに、今年でさえ手の痛いこと。
のりぴーと寒い寒い言いながら、昔の信州人、めちゃめちゃ強いね。生き抜く力すごいね。と感心せずにはいられませんでした。

田舎にきたら付けたかった「生きるちから」を、着実に身にできるように
いろいろな手仕事に挑戦したいと思います(^^)

それではまた~ ななみんでした。

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