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豪雪の小谷村へ~大網の火祭り編

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ななみん
八ヶ岳営業所

こんにちは!
八ヶ岳のななみんです。

最近、今年は何を育てようか…とドキドキしながら、畑に蒔く種を選んでおります。

移住したての昨年は、トマト、かぼちゃ、ズッキーニ、グリーンピース、ほうれん草などなど
夏野菜を中心に色々な野菜の成長を観察させてもらいました。

わからないことだらけではあったけど、ぐんぐん育っていく野菜たちに元気をいただいた日々でした☺
今年も、土にちかい人であれるよう、畑でたくさん手足を動かせるといいな。

さて、話は変わり、先日のおやすみの日のこと。

環と環(環境事業部)の嶋さんと、ちいさな車を走らせて向かったのは、、、

長野県最北部にある、小谷(おたり)村

エコラ倶楽部や、新人研修でもお世話になっている「くらして」さんのもとを訪ねました。

八ヶ岳営業所のある原村からは、諏訪南IC~安曇野ICまでは高速で、
そこからは下道で2時間ほど走るのですが、安曇野市と大町市の境くらいから雪のすごいこと…(*_*)

気温は八ヶ岳エリアの方が低いのですが、晴天率が高く今年は雪がほとんど降っていないので、久しぶりに「雪国」を体感しました。

くらしてさんがいるのは、大網(おあみ)という集落。
「つちのいえ」で二泊三日、お世話になりました。

(雪かきや、屋根の雪下ろしが本当に大変そうです…)

今回大網に来た目的は2つあって、到着初日はそのひとつ目、
大網の火祭り

大網の集落一帯で、掘られた雪の壁のなかにろうそくが灯され、そんな道のなかを会場に向かって進んでいきます。

くらしてさんのお子さんたちも、列の先頭を担い、大活躍。

毎年集落に関わりのある若い女性がひとり選ばれ、その年の巫女さんとなるようです。

営業所で日々薪ストーブやかまどで火のちから、あたたかさ、魅力には触れているものの、
あたり一面の雪のなかでみた火のゆらぎは、今までで一番美しいもので、
あとに続いて歩きながら ひとり感動していました。

巫女さんを神輿で担いでゆくのはふんどし姿の「鬼」。

このお祭りは、立春を過ぎ、厳しい冬から新たな季節に向かう節目に、
雨飾山(あまかざりやま・小谷村と新潟県糸魚川市に跨っています)の神様に
「新たな年が良い一年となりますように」と祈り、五穀豊穣を願う祭りだそうです。

雨飾山の神の遣いとされる鬼が、太鼓を叩き、舞い、雄叫びをあげる。

雪の夜、その気迫だけが強く伝わってきました。

(ちなみに、鬼役の人たちは極寒のなかふんどし姿で叫びまくるので、始まる前にみんなでめちゃめちゃお酒をのむそうです笑
嶋さんと、確かにこれはシラフじゃできないわ…と納得しました)

そして、会場の中から子どもがひとり「生贄」として選ばれ、選ばれた子は一年健やかに幸せに過ごせるといいます。

そして、最後は一番の大迫力!

どんど焼きに火がつき、まわりを鬼たちが「うおーー!!!」と叫びながら舞い踊ります。

どんど焼きも崩れていく終盤、鬼と一緒にみんなで四股をふむように踊り、
一体となって盛り上がり、火祭りは終わりを告げました。

お祭りのあとの帰り道。

この日は星もとっても綺麗に輝いていました。

原村にいても思いますが、綺麗な星空はやっぱり気温が低く空気が澄んでいる場所ならでは。
毎日のように美しい夜空がみられるのは本当に幸せなことです。

実は、いかにも古くからの伝統のありそうな火祭りですが、
集落の活性化のために50年ほど前につくられたお祭りだそうです。

観光客をまねくためにつくられたものということですが、50年つづくのってすごいことですよね。
ちゃんとお祭りにストーリー性というか、意味を持たされているということ、
集落の人たち自身がお祭りを大切にしていることの重要性を感じました。

夏のお祭りは、集落で昔から継がれているものだということで、そちらも気になる!
夏の大網にも行ってみたくなりました。

そして!火祭り編のあとは、くらしてさんのもとを訪れた第二の目的…

「狩猟」編をお送りします!

お楽しみに~

では、また。ななみんでした!

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