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藁のさきっぽで作る「みご箒」のかわいいことよ
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- 軽井沢・佐久オフィス
こんにちは^^
軽井沢・佐久オフィスの山口です。
今日から10月!!
つい先日まで日中は30度前後の気温だった佐久エリアですが、すっかりお布団は羽毛布団➕毛布と、すでに冬のような仕様で寝ている私です。
紅葉はまだまだ先ですが、空の色や雲の様子、風の吹き方や温かい日差しと夕暮れのピンク・・・秋の気配が漂っている今日この頃。
そして、いよいよ栗が本格的に出回り始め、美味しそうなぶどうの煌めきに心躍り、かぼちゃは追熟待ち、松茸もちょこちょこ聞くようになり、もうすぐさつまいも掘りかなぁと、食欲もかなり刺激されております。
さて、秋の始まりといえば、信州ではお米の収穫真っ只中!!
あちこちで稲刈りやハゼかけをする様子が見られ、黄金の畑は一気に土色に様変わり。
米粒をたくさんぶら下げた垂れる穂先は、それはそれは愛おしかったです。
今回は、そのお米の穂先を使って暮らしの道具を作る、秋にぴったりのワークショップを企画しました〜^^
今週末10/6(日)に、東京の豪徳寺にある「Cafe unkimika(アンキミカ)」さんにて、循環する暮らしについてのお話会&手仕事ワークショップのイベントを開催します!
今回作るのは、稲藁を使って作る「みごほうき」。
みなさま、「みごほうき」ってご存知ですか?
みご(実子)とは、お米の稲の穂先から第一節までの部分のこと。
脱穀した後のフサフサとした柔らかい穂先を束ねて作るのが、「みごほうき」です。
なんといっても、かわいい。
見た目はもちろんのこと、自分で選んだ複数の色の糸と組み合わせ結っていく事で、シンプルだからそこ個性が爆発するので、かなり愛着がわきます。
材料は、稲藁のみご、綿や竹、麻などからできた糸のみ。
全部自然素材で作るので、使い倒して穂先がスカスカになってしまったら、土に還すことができます。
小さな箒は、暮らしの中でも大活躍!
玄関周りやちょっとした棚の上、階段の隅やデスクの上など、ちょっと掃除したい時にぴったりのサイズ感です。
色鮮やかに作れば、飾るだけでも絵になりますー。
みごほうきの作り方を私たちに伝授してくださったのは、御代田町の畑で野菜や麦などさまざまな品目を育てている「もぐりん」の酒出さん。
酒出さんも数年前に安曇野で藁細工を教えている先生に教えてもらってから、ご自身で作ったお米の藁を使って、みごほうきの他、鍋敷やしめ縄などの飾りなど暮らしの道具をいろいろと作りつつ、その作り方を教えたりと暮らしの楽しさを伝えていらっしゃいます。
美味しいお米以外の部分も、暮らしに活かす藁細工。
農家さんにとっては特別なものではなく、冬の大事な家仕事として、藁も大切に保管されていたのだと思います。
自然の恵みを余すところなく使い切る、昔の人々の暮らしの知恵からは学ぶことばかりです。
私たちもそんな暮らしの手仕事を「循環する暮らし」の一つとして、みなさまに伝えたいと思います。
お米の育った田んぼの風景に想いを馳せながら、ぜひ一緒にかわいいみごほうきを作りましょう^^
イベントの詳細・申し込みは、こちらから★
ご参加、お待ちしてま〜す!