yatsugatake
‟香り”が持続する理由-香害その2-
- Series
- けろ
- 八ヶ岳営業所
おはようございます!!!けろです~
先日スリッパを洗うと凄い汚くて驚きました、、。
スリッパの洗うタイミングとか買い替えのタイミングにいつも悩みます。
おすすめのスリッパがあったらぜひ教えてください!!!
さてさて、前回に引き続き“香り”についてお話していこうと思います。
(⇒良かったら前回のブログも読んでください^^⇒こちら)
『香害』被害で最も多い原因は柔軟剤!!!!!!!
今では当たり前になった柔軟剤や合成洗剤の“ニオイ”。
この“ニオイ”の正体は、、、???
ここでクーーーーーーーーーーーイズ!!!
だだん!!!
その“ニオイ”は何から作られているでしょうか!?!?
しんきんぐたーいむ!
正解は、、、、。
『石油』なのです!!!!!
現在、家庭用品に添加されている香料の90%以上は合成香料で、
そのほとんどが石油から作られているんです。*¹
そのため、市販の製品に添加されている香料は、ラベンダーやバラの香りがするといっても、
実は石油から作られる合成香料、添加物などが調合された“人工合成香料のニオイ”なのです!
(※無添加無香料のものや自然由来のものもあります)
そして、最近柔軟剤のCMでは、
「〇〇週間も香りが長持ち」や「はじける香り」などという言葉を耳にします。
この言葉を聞いた時に、
なぜそんなに“ニオイ”が持続するんだろう、、、ととても疑問に思いました。
その理由は、ズバリ!!!
『マイクロカプセル』です。
マイクロプラスチックは聞いたことがあるけど、マイクロカプセルって何だろう??
簡単にいうと、
“ニオイ”が閉じ込められたプラスチック製のカプセルのことです!
マイクロカプセルなので、肉眼での確認は難しいですが、、、。
プラスチック製のカプセルの閉じ込めることによって、
洗濯後も時間差で“ニオイ”が持続するという原理となっているようです。
そのカプセルに衝撃が加われば、
マイクロカプセルははじけて“ニオイ”が空気中に舞います。
そして、これは『香害』だけの問題ではないのです。
こうしたマイクロカプセルは、
目に見えない空気のプラスチック汚染につながっており、
環境問題や人体への影響もあります。
先ほどお話したように、
はじけたマイクロカプセルが“ニオイ”とともに空気中へ放出されたとき、
それを人が吸込み肺に到達する危険性もあります。
ほんとに??
目にも見えないし、いまいち現実味がないなあ。
と思っているそこのあなた。
気づいたときには取り返しのつかない状況になっているかもしれません。
現に、我々の生活に多く使用されているプラスチック。
使わなくなったり、壊れたりしたらポイっと海や山に捨てられていることも多いですね。
それらのプラスチックは、月日が経ち太陽に当たり、波に揺られ、
色々なものに衝突しながらどんどん小さくなっていきます。
そしてそれを魚や海鳥などがプランクトンと間違えて食べてしまう。
海鳥の場合、マイクロプラスチックが原因で、
栄養失調に陥ったり脂肪に有害物質が濃縮されているという報告もあります。
これらは全て過去に人が選択した結果です。
だからこそ、一人ひとりが現状を知り、何を選択するのか。
知らずに選択しているのと、知ってから選択するのは全く違うと思います。
美しい地球が未来に残せるように。
(地元の山口の海です)
洗剤や柔軟剤について色々お話してきましたが、
じゃあどんな洗剤がいいんだ!!!となりますよね笑
次回はデフスタッフのおすすめの洗剤に迫ってみましょう!
【参考資料】
水野玲子『特集「香料」にひそむ健康リスクー化学物質による不調を見極めるために
香害をひきおこすものは何か』月間保団連2022.3,№1336
環境省『海洋プラスチックごみ学術シンポジウム』
https://www.env.go.jp/water/post_85.html
以上、けろでした🐸