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「優しさのメダル」東京オリンピック雑感
- ほっしー
- 八ヶ岳営業所
こんにちは。 暑い日が続きますが元気にお過ごしですか? ほっしーです。
まだまだ夏真っ盛りという今日この頃ですが、暦の上ではもう「暑中お見舞い」ではないそうです。 残暑お見舞い申し上げます。
さて、終わってしまえばあっと言う間の東京オリンピックでした。
普通であれば開催国として大勢の観客からの応援が選手の活躍につながるはずですが、今回は無観客にも関わらず多くの素晴らしい結果が出ましたね。 いつもとは違う状況が日本人の団結や競技者の意志を強くしたのでしょうか?
※写真は最近ほっしーがよく行く上田展示場「循環の家」の様子です。ブログの内容とは一切関係ありません。
そんな今回のオリンピックをTVで見ていて、私が非常に感動したことがあります。 それは競技者同士がお互いを称えあう姿だったり、大会スタッフ・ホストタウンの方の暖かい出迎えやお別れの姿を選手達がSNSなどで伝えている報道を見たりしたことです。
そして、今回が初めての種目で盛り上がった「スケートボード」の女子の競技を見ていて忘れられない場面がありました。
スケートボード女子の選手はみんな小学生や中学生位の年頃の選手ばかりでしたね。
そんな中、日本人で活躍が期待されていた選手が、最後の競技で大技を成功させれば金メダルという場面で結局失敗してしまいました。 もし成功すればその選手が金メダルで、銀メダル・銅メダルも日本人選手だったはずです。
転んだとたんに大泣きしてしまう女の子。 期待されているのに上手くいかなかったり失敗してしまったりした時は大人になっても辛いモノです。
でもすぐにその子は笑顔になるんですね。 競技終了後に日本人以外の選手達も大勢その子に駆け寄り、みんなで肩車をして健闘を称えてくれたからです。 泣き顔が一瞬にして素敵な笑顔に変わりました。 たぶん「がんばったね」とか「大技に挑戦して凄かったよ」とか声をかけたのでしょう。 その選手はそれで救われたはずですし、スケートボードをやっててよかったと思ったでしょう。 その時はメダルをもらうことと同じ位嬉しかったはずです。
学校や会社でもそういう場面は良くありますね。 しかし、大人になればなるほど人を褒めたり頑張りを称えたりすることよりも、相手のミスを指摘したり失敗を怒ったりすることの方が多いように思います。 自分には関係ないと無関心でいることもありますね。
スケートボードでメダルを争う中、あの自然に出た子供たちの素直な行動を見て、「なぜあの子達にはそれができて、なぜ自分たちはそれができないのか」を考えさせられました。
元教員の同僚が「褒める時はみんなの前で大きな声で。叱る時はその子だけに小さな声で。」と先輩教師に教えられたそうです。 それって普段の生活でも仕事中でもメールやSNSでも同じようなことが言えるな~って思えます。
こういうことが自然にできる関係や世の中になっていけたら、学校でも会社でも家庭でも、もっと人は幸せになれるはずですね。
【おまけ】上田展示場「循環の家」は15年以上前に建てられた「元祖循環の家」。 ぜひ一度足をお運び下さい。 あのマツキヨの前です!