tohokushin
上田の小さな庭の中で
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ハローでめです!
上田事務所に来て、はや1年が過ぎました。もうすっかり上田事務所にはなくてはならない存在(※自称)、マスコットガール的ポジション(※自称)にまで登りつつあります。
普段は設計スタッフとして図面を作成したり、法規関係について役所へ出向いたりと真面目(※自称)に日々設計業務に励んでいます。
以前読んだ本に、「設計者は、建築馬鹿になってはいけない。建築はそもそも芸術、歴史、地理、文学、哲学その他、あるとあらゆる知識を総動員して考えるべきもの、ありとあらゆることに好奇心を持つことが、建築家に求められる資質の1つ」と書いてあったのが強く印象に残っています。
ビルやお店とは違い、住宅とは、毎日人がそこで生活を営み、育む場、箱ですから、住宅の設計は、暮らす知恵・知識・ちからが求められる仕事だなと改めて上記の文章に納得。
なんでも知るのは大事ということで、今回は上田モデルハウスのお庭にある小さなお家を紹介します。
循環の家上田の庭の片隅にあるこちらの木箱↓
「熟成中。生ごみはお隣へ…」そうこちらはミミズコンポスト。
事務所で出た生ごみや落ち葉を、ミミズやダンゴムシなどに有機物を分解してもらい、畑やガーデニングに使う堆肥にします。
中を覗いてみると沢山の住人たちがいました。
まずは、ミミズさんたち。(閲覧注意かも)
この子達はシマミミズといって5~10cm程度の子達です。
ミミズの種類もたくさんいる中で、このシマミミズが有機物を分解してくれる子とのこと。
お次の住人はダンゴムシさん。(閲覧注意です)
こちらも、ミミズさんと同じで落ち葉などを食べ、糞が肥料となります。
酸素がないビニール袋などに生ごみを入れておくと、生ごみってとても悪臭を放ちます。
こうして酸素が行き渡るところで生ごみを腐食させ、ミミズやダンゴムシが食べ、堆肥とするので、コンポストの中は、ぜんぜん鼻に付く匂いがないので驚きです。
基本、コンポストには食べ物なら何でも入れて大丈夫ですが、味噌汁や牛乳など、みみずさんたちが分解できないものはお勧めしません。
野菜くずや珈琲カスなどは、住人たちの大好物です。秋には落ち葉もたっぷり入れて、1~2年ねかせるてあげるとふかふかの堆肥になりますよ。時々スコップなどで混ぜてあげると◎
ここの畑は小さく、半分にんにくで埋まってますが、空いているところにジャガイモを植えたいので、熟成中の堆肥をすこし、畑の土にも混ぜました。にんにくにも堆肥をいれてます。
私たちが食べたお昼ご飯で出た生ごみや毎日飲んでいる珈琲カスを、この小さなお家の住人たちのおかげで、また土へと返すことできました。
人が作り出したものの多くは、土へと返せない物で溢れかえってしまっているこの時代。
コロナの流行も、人間がかける地球への環境負荷に対して、地球からの忠告だと言っている人のコラムを見ました。皮肉にも、人の行動が抑制され、空気がきれいになっているところもあります。
自粛要請の今を乗り越えるのも大事だけど、コロナが終息した後、私たちがとるべき行動とは?
せっかくのいい機会。ちゃんと考えないといけないと思います。
(さぁ社内締め切りまで、考えられるかな…↓↓↓)
#私のできるSDGs
#締め切りまであと3日
#まだ3日もある
#だけど地球は待ってくれない
おまけ。最近お披露目されつつあるお手製マスクシリーズ。こちら金井棟梁の羊柄マスク。かわいすぎて思わずパシャリ。感染予防大事です。
※お買い物行くときはよそ行き用の白マスクに替えるとのこと。加工場限定で見れますよ^^
でめ