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軒を出すってなにがいいの?

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でめ
上田本社

はろ~☆でめです。
随分お久しぶりの投稿です。

少々お暇を頂いて、昨年の夏から八ヶ岳営業所でひっそり仕事復帰をしました。
原村に拠点も移し2年目。今後のブログでぼちぼち紹介していければいいな~と思っていますので、引き続きよろしくお願いします~。

さて、今回は軒のお話しPart.2。以前、おーちゃんも軒のある暮らしを描いてくれましたが、私からも少し投稿を。

お客さんをモデルハウスにご案内していると「デフさんってしっかり軒が出ていていますよね。」「最近は、軒が出ない家が多いので珍しい」と、言ってもらえることがあります。
確かにデフのお家は極力しっかり軒を出す設計にすることが多いです。

家などの建築には建てられた時代の色がよく出ますよね。
特に歴史をたどるにも民家を見ると、その時代のニーズに合わせて建てられているので、暮らしを紐解くことができます。

日本でいうと木造の歴史が長く、海に囲まれ島国。
春夏秋冬の四季があり、夏は多湿で冬は雪が降る気候と風土の日本では、木造の建物をいかに長く持たせるかが大事なテーマでした。
そのために昔のお家は、限られている材料の中で、木材の腐食を防ぐために風通しの良い設計、土壁と漆喰の壁や板壁でできた外壁を守るために、軒を深くするなどいろいろな工夫がされています。
段々と時代が進み、サッシや断熱材、外壁もサイディングなど様々な建材が出てきて、いわば、昔よりも水(湿気)に強い素材が出てきて、今ではその建材を使って建てることが標準となりました。
そうした中で、時代に合わせて家族の形も核家族へと変化し、制限のある敷地の中で敷地いっぱいに建物を建て室内を広く快適に、そして、コストをなるべく抑えて家を建てたいと求められることが多い中で、段々と軒の深さも変わってきたんだと思います。

そんな中で、軒を出すメリットって何だろう…いくら素材が水に強いものに変わってきたからと言っても、やはり軒を出すことで外壁を雨から守ることは今でも変わらないと思います。
しっかり軒を出していいるお家の経年を見ると、経年で外壁に付着ふる土汚れの範囲なども違うなあと感じます。

また、デザインとして軒をしっかり出し、屋根が大きいと外観の重心が低くなり、なるべく高さを抑えたプロポーションになります。
軒が短いとどうしても外壁がどーんと主張してしまうので、なんだが圧迫感を感じやすくなってしまいます。

生活の面でも梅雨時期など多少の雨なら窓を開けることもできますし、何より、夏の強い日差しを遮ってくれるには大活躍。
もちろん、土地によっては、軒を出す余裕がない場所や、豪雪地帯だと、軒を出すことで屋根に積もる雪が増え、建物の構造上負担となることもあります。
その地域の気候と風土に合った建物の設計をすることが大前提ですが、軒を出すメリットは大いにあるかと。

何より、この季節に軒の下でのお昼寝はめちゃサイコーですよ★

でめ

 

 

 

 

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