kanto
群馬だより〜今ある柱と新たな柱を継ぐ 根継ぎ
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こんにちは。
高山村の古民家改修。現在、大工さんも入り、着々進んでおります。
私の中での一大イベント。見てみたいと思っていた柱の根継ぎを
見ることが出来ました。
元々、お風呂場たっだ場所にたっていた柱のため、
柱の形が崩れてきていました。
根本はこんなかんじで中まで大きく空洞になっています。
大工さんが、柱の中の状態を
「コンコン」確認しています。
きれいな柱の部分をよく見ると、表面に一定間隔で削り跡があります。
昔のおうちは、鉋(カンナ)で仕上げるのは、神社仏閣が大半で
一般的には釿(ちょうな)という柄が曲がっている道具で削っていたそうです。
大きな木を釿一本で削る…かっこいい…思わず写真をパシャり。
柱の確認も終わり、いよいよ継ぐ柱を刻んでゆきます。
大きいぃ〜
元の柱がケヤキの木なので、新しい柱もケヤキです。
とても硬い木なので少しずつ、
少しずつ…
3日かけてやっと仕上がりました。お疲れさまです!!
続いては、既存の柱。
根本をごっぞり削るので一時、柱の役目を果たせなくなります。
周りに柱をたてて支えます。
柱が宙に浮いています!!
柱を回転したり出来ないので
からだを捻って…
大変そうです…
ちなみに下から見るとこんな感じです。
大工さんってすごいっ
何度か微調整重ねながら
完成!!
きれいに継がれています。
こんな大きな柱の根継ぎを見ることが出来て
感謝です!
棟梁お疲れさまでした!!
さわみ