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アトリエDEF通信

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食と農と住まいと環境 そして地域社会

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アトリエDEF
八ヶ岳営業所

高原野菜 キャベツの生産で有名なところに行って

きました。道路の両脇にはこれから収穫されるキャベツ畑が

ずーっと広がっていました。

 

そういう地域の中で、ビーガンカフェを開いている方のお店を

伺いました。

 

アトリエDEFの家づくりの取り組みについて話を聞いてみたい

というご要望を頂いたからです。

 

店主は、6年ほど前にビーガンのお店を始めました。

自身が一時アトピーのような症状が出てしまい、

いろいろな病院を廻り診察を受けるも、結局原因がわからなく

自分で食事の勉強をし、良い食事をすることによって克服した

ことがきっかけだったそうです。

 

資金もない中での開業。

無我夢中でなんとかここまで来た。

今でも余裕はないけど、少しだけ立ち止まって、これからなことを

考えられるようになったそうで、食べることだけでなくて、

着るものも、住むところも、暮らし全体が、社会が、良くなるように

発信していきたい。以前から抱いていた想いを少しづつ実現したい

ということでした。

 

界隈はキャベツを中心とした大農家が多く、

そういう中で、無農薬なんてことをうたうだけでも大変な地域性。

そこにビーガンのカフェを立ち上げたのだから、本当に勇気のあること

だと思います。

キャベツのような葉物野菜は虫がつきやすいので無農薬での栽培は

難しく、季節になると、界隈は農薬の臭いが立ち込めて、外にでるのが

恐いぐらいだそうです。家の中はシェルターだって。

無農薬でキャベツをつくろうよって提案したら、そんな虫だらけの

キャベツは誰も買わないよとみんなに言われたそうです。

そして、今でもその状況は大して変わっていないようです。

でもちょっとづつですが、若い農家さんの中には今の農業のあり方に

疑問を持ち始めた人もいるそうです。

従来の慣習を変えていくのは、人間関係などを考えるととても大変な

ことです。

 

同席していた調理担当の彼女。

県外から結婚でやってきて、嫁いだ先のおじいさんはキコリさんだった

そうです。そのおじいさんが、家を建てるときのためにと材木をずっと

取っておいてくれたそうです。

そしていざ家の新築の段取りの時、いろいろなハウスメーカーさんに

この木を使って欲しいとお願いしたら、それは難しいとか、見えない

部分だったらいいよとか、結局あきらめて地元の大工さんに家づくりを

頼んだそうです。しかし、技術はあるんだけど間取りとかデザインが

イマイチで、自分の要望がうまく伝わらなかったと。

よくある話です。

 

 

食べるものが安全で、そういう野菜や作物をつくっても経済がまわり、

森や環境を学び、みんなで地域を健全につっくって行ける社会にしようね、

ということで今日は終わりました。

少しづつですが、勇気のある方たちが現れて、本当に大事なことを発信し

伝えていくようになると思います。

良い社会が待っていると思いました。

 

私たちも頑張ろうと思います。

 

 

kojima

 

 

 

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