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太陽熱温水器でガス代節約!
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まずは、パン屋さんの話題から!長野県御代田町に新しいパン屋さんができました。町内には色々なパン屋さんがありますが、みかみの徒歩圏内に新規開店した点がビッグニュース!早速お邪魔してみると、小さな店舗ながら続々とお客さんが来店します。それもそのはず、こんなにフワフワ&モチモチで美味しいのですもの。早くも御代田町の人気店になりそうです!
さて、「ガス代また値上げ?」のお話。最近、数か月周期で届いている気がする再々値上げのお知らせ。昨今の社会情勢を踏まえて、エネルギーの安定供給を維持していくためには、必要不可欠なことかもしれませんが、生活を維持していく消費者としては厳しい現実です。同時に、長野県は都市ガスの普及率が低く、プロパンガスに頼らざるを得ないのも実情です。そうした課題を踏まえて、お財布や地球環境に配慮しながら、上手なエネルギーの選択・使い方をしていきたいものですよね!
アトリエデフの家づくりでは、再生可能エネルギーを積極的に取り入れた暮らしを提案しています。具体的にはイラストに示すような、電気、暖房、給湯におけるエネルギーの利活用事例があります。
本稿でフォーカスするガス=給湯関係では、三角屋根に鎮座する「太陽熱温水器」がその代表例になりますね!インターネットで検索してみると、太陽熱温水器の普及率は3%程度らしいのですが、その実力を知れば「普及率3%なんてもったいない!」と、きっと思っていただけるはずです。
その「太陽熱温水器」の実物がコレ。よく「太陽光発電のパネルですよね?」と間違えられるのですが、「太陽熱を効率よく集めて、お湯をゆっくりと沸かす心臓部です」というのが正解。正確には、このパネルにポンプアップした不凍液を太陽熱でジワジワと温めて、地上の貯湯ユニットで水と熱交換を行い、お湯をたっぷりと作り出す仕組みです。軽井沢・御代田エリア、佐久・小諸エリアを含む長野県東信エリアは、晴天率が高く、雪が少ないという気候風土から、設計段階で「太陽熱温水器」をオススメすることがあります。
「実際に使ってみてどうなのよ?」という点もご紹介します。貯湯ユニットに蓄えられたお湯は、夕方以降に大活躍を始めます。キッチンでお湯を出したり、お風呂にお湯を溜めたり、シャワーで体を洗ったり・・・お湯を使うあらゆる場面に、貯湯ユニットからお湯が優先的に供給されます。ガスを使用しないで給湯していますので、ガスのモニターにも「炎の赤いマーク」は点灯しません。(注:追いだきはガスで行います)
夫婦2人で生活しているこの家だと、18時に「夕食」⇒19時に「皿洗い」⇒20時に「風呂のお湯張り」というリズムで、2人目がお風呂に入る21時過ぎに貯湯ユニットのお湯がなくなり、ガス給湯に切り替わるというのが定番の流れになっています。ブログを描いている10月中旬現在も、このリズムはシッカリと維持されています。当然、月々のガス料金にも直結してきますので、その効果は年間を通して実感できるものがあります。
使ってみないと実感が得られない!地味だけど太陽の熱を黙々と集めて、温かいお湯を私たちに供給してくれる「太陽熱温水器」!その魅力に少しでも理解を深めていただけたら嬉しいです。今週末に長野県小諸市で開催予定のイベントでは、本稿で取り上げた「太陽熱温水器」をはじめとする、自然と繋がる「循環するエネルギー」の選択についても触れる予定です。皆さまが思い描く新しい暮らしのイメージに、自然と繫がる「循環するエネルギー」を取り入れてみませんか?