kanto
お手入れから学ぶこと
- アトリエDEF
- 八ヶ岳営業所
こんにちは~。お久しぶりの投稿となってしまいました…関東営業所のすずきです。
先日、現場帰りに昭和村の道の駅に寄ったら道の端に人が並んでる…!なんだろこの行列?と思い、近くによってみると「かかし」でした。
そう、すずきはかかしにまんまと騙されました。
こんなにかかしがいたら遠くからみて人に見えますよね。
危うく、かかしの行列に並ぶところでした。笑
さて、最近の関東営業所ではメンバーも増えたので以前よりもメンテナンスやお掃除に力を入れようと意識して過ごしています。大掃除も定期的に行っているのですが、日頃のメンテナンスも大切。
特にデフの家はお手入れする箇所が多いですが、その分経年変化での素材の雰囲気を楽しむことや、メンテナンスや掃除を通して素材の性質について学ぶことが多い家でもあります。
メンテナンスや掃除ってタイミングも重要で、いざやろうと思ったのに大雨が降ってきたり猛暑だったりと、特に外部のメンテナンスは大変ですよね。
天候に左右されつつも今年は猛暑の中、ウッドデッキの床の張替えを行いました。
デフのデッキ材は桧の無塗装を使用しています。今回は全張替ではなく傷んでいる箇所の部分交換をしました。
無塗装だとメンテナンスが大変な印象がありますが、桧は他の木に比べ、防菌、防カビ、防虫効果があり、紫外線などの表面の経年変化はありますが、腐食しにくい木材なので芯は腐らずしっかりとしています。
今回、傷んだ箇所の原因としては雨樋からあふれた雨水が何年も同じ部分に集中して当たっていたため腐食してしまったかもしれません。
こちらがデッキ材の傷んだ箇所の桧の断面です。断面でみると、より傷みのない綺麗な状態がわかります。芯が傷んでいないのは丈夫な証拠です。
無塗装なので焚き付けや薪代わりにしても環境や人にも負荷がなく、優しい。それもデフのデッキ材のメリットでもあります。
一般的に外部の木材は塗装を塗って腐食や防虫をすることが多いのですが、塗料も経年劣化していくため定期的な塗り替えが必要となります。塗り替えて塗膜が厚くなっていくと表面のひび割れなどでザラついたり、色合いが変わってきたり、本来の木質の良さが半減してしまいます。また、塗料が付いていると焚き付けや燃やして処分することも人体や環境に良くないため再利用が難しいです。
デフの家はデッキ材以外の外部木材に関しても無塗装です。適材適所で材種を使い分け、塗料に頼らず、素材の性質を活かした仕上げ材がデフの家の仕様です。
役目を終えた材も燃料など再利用でき、循環できる仕様だからこそ気持ちよく暮らすことができると思います。
素材の性質を知ることって「暮らす」ことに直結することであり、昔の人たちは当り前にやっていたことが現代人の「手間をかけない」「時短」とかそんな生活が広がって生活の知恵とか学ぶ機会が減っているように感じます。デフで働いていると設計の知識や経験だけでなく、「暮らしの知恵」がどんどん蓄積されて、発見が増えていきます。
今回はモデルハウスのデッキ補修でしたが、事務所のデッキも傷んでいるので交換しなければ…。お手入れの日々は続きます。
~おまけ~
先日、前橋市内にある「島田屋」で溢れそうで溢れないカレーうどんを食べました(^^)
うどんが全く見えませんが1.5人前の量はあります笑
見た目のインパクト以上にとっても美味しい!!さすがグルメ大国群馬!
みなさんも是非!