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アトリエDEF通信

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「つら」に「と」と書きまして

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なかがわ
湘南オフィス

こんばんは。
湘南オフィスの中川です。
今回はちょっとマニアックな建築のとある部分に注目!

建築の部材って組まれている場所や用途などによって名前が一つ一つ違って、
しかもなかなか普段お目にかからない漢字だったりで、なかなかす~っつと入って来ない!という方も多いのではないでしょうか?

さてこの部材、なんていう名前がついているかご存知ですか?

そもそもこんなアップの写真で全体像が分からないですよね?
失礼しました。
外壁と軒裏の面の間、垂木(たるき)という屋根を支える材の間にはめ込まれている部材です。

「面戸板」(めんどいた)といいます。
このあまり陽の目に見ないであろうこの部材、実は結構重要なんです。

 

あぁ~、これは!という人は建築の仕事に携わらない方では相当木造マニアですね。
現代の住宅ではあまり木の板でこの部分を納めている家というのは少ないのかもしません。
正確に言えば「軒面戸」(のきめんど)。
その役割は簡単に言えば「桁」(けた)の上に架かった「垂木」との間の「隙間をふさぐ」なんですが、その場合軒桁の上に乗っかる納め方をする場合もよくあるそうですが、
DEFの標準では軒の外側外壁とほぼ同じ面で施工されます。
そうすることで、蜂や鳥が巣をつくりにくかったり、埃がたまりにくかったり、で部材や家自体を守る工夫が施されてます。

大工さんの作業的には短い部材をたくさん取りつけなくてはならないので結構面倒くさい。
面戸い?でしょう。(←これだけ言いたかった~)

瓦屋根の棟瓦と桟瓦(建築用語多くてすみません!解説端折ります。)
赤の←の部分も実は面戸です。
これも雨などの進入を防ぐために欠かせない「面戸瓦」(めんどがわら)。
漆喰で埋める場合もあります。

軒先の「広小舞」(ひろこまい/軒先の先端にあって下地を守り抑える部材)と瓦の間の隙間を埋める部材は「雀口面戸」(すずめぐちめんど)と言うそうです!
文字通り雀の進入を防ぐ効果もあるから、なんだそうですが、私も数秒前に知りました。

田舎暮らしが長かったものにとっては家の中にコウモリやいろんな野生動物の侵入は結構茶飯事でした。
そんなこともあり、この「面戸」ふと目をやってみてください!

まだ私もお勉強中でして、部材シリーズ、ちゃんと記事にできるよう精進いたします~。

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