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アトリエDEF通信

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物は長く大切に

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のじー
八ヶ岳営業所

新年早々に、関東営業所のキッチンを描いてみました。

ちゃっかり文字も添えて。

次はデフのどんなところを描いて見ようか。

リクエストお待ちしております(リクエストボックスないけど笑)

 

さて、改めまして、

設計課の のじーです。

今年もデフのオーナー様をはじめ、お客様とお話しするときを大切に、過ごしてゆきたいと思います。

冒頭のスケッチの話の続きですが、絵を描く前に、八ヶ岳営業所の循環の家の引き出しや戸棚の中にある道具や日用品一つ一つを観察してみました。

どれも長く大切に使われているなと感じられる経年の仕方をしていて、物を大切に長く使うことは、その人自身を映し出すなあと感じます。

物だけではなく、人に対しても、環境(地球)に対しても、

やさしくありたいという心を持っている人によって、この子たち(キッチン道具)は使われてきたんだなと感じました。

言葉で伝えるときも必要ですが、こうした、物を大切に使うということを介して、伝える信頼関係も大事だなあ

そんなことを考えながら、絵を描いていました。

長く使いたいな。という想いがお皿一つ見ても感じられるのが、いいですよね。だから金継ぎできないほどに陶器のお皿を割ってしまったときの絶望感は何とも言えなく切なさでいっぱいになります。(何度も経験あり。)

けれど、長く使いたくてもそうできないときもあると思います。例えば、服が着れなくなったり、生活スタイルに合わなくなったりと。

そんな時、もう十分に使い切った!から捨てる。

ではなく、直したらまた使えるんじゃないかな。自分には必要ではなくなったけど、直したら、また他の人が使えるんじゃないか。とか、

捨てる以外の選択肢は大いにあります。

それを使いたい。使えるんじゃないかという人は必ず現れると思います。

 

私がその一人です。家の道具や服、家具のほとんどは、誰かが大切に使っていたものや譲り受けたものが多く、また古着屋さんや小道具屋さん、骨董市などを練り歩いて、手にしています。

長く使われてきたものには必ず意味があって、実用的であったり、デザインが良かったり、長持ちできるものだったりと。

私は、この三点セットが自分の中でクリアされて、ようやく買いたい!貰いたいです。という思考にたどり着きます。長い道のりです。

そうしたものは、なんかいいな。と感覚でもわかるので、結果長く大切に使っています。

私自身もそうですが、物であふれた今の世界において、設計やデザインをする立場の人は特に、物を生み出す行為は、永遠に思い悩むテーマだと思います。いろいろと考えた末に、結局何でもゴミを生み出しているんじゃないか、本当にこれは必要なのか?先の未来にとって、価値あるものなのか?と、。

こんなことを考えていたら、土に還る自然素材を扱うデフに惹かれ、気づいたらデフの仲間になっていました。

家はキッチン道具より遥かに大きいですが、これも大切にしたい物の一つです。

デフはただ自然素材を扱うだけではなく、その前後の背景をしっかり把握しているところが誇らしいです。

デフにいると自然素材のものに囲まれ、ある意味、洗練された空間と化しているので、素材や匂い、それがどう使われるのか、その後の使われ方、土に還るのかななど、あらゆるものに対して敏感になります。勉強にもなりますし、何より楽しいです。

こういう話は止まらないですね。

なのでここまで。

 

より一層、物を大切に、今の環境に感謝して、

今年もよろしくお願いいたします。

ではまた

のじー

 

 

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