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そとん壁の魅力について

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のはら
上田本社

まいど~上田本社のはらです。

今日は家の顔とも言える外壁、そとん壁についてお伝えしたいと思います。

『そとん壁』って私はデフに入社するまで聞いたことがありませんでした。
耳ざわり?的にはおもしろい♪」といった印象。

そして初めて見たとき
「おいしそう…!」と思いました。

“クッキーとか岩おこし″みたいでしょ?
かじった時の歯触りを想像してみてください。(ガリガリむしゃむしゃ)笑笑
そとん壁が聞いたら「食べ物じゃないぞ~」って怒られますよね。

さて、本題へ
そもそもそとん壁の材料とは何からできているのでしょう?

主な原料は宮崎のシラス台地の火山灰で、そこへ石灰と顔料を加えたもの。
100パーセント自然界のものです。

火山灰の粒子の中にはマグマの成分そのものが閉じ込められていて、
とても細かい微粒子の中に、無数の穴が開いた複雑な構造を持っている為、
特徴としては調湿性に優れ、無数にある空洞はニオイや化学物質を吸着してくれます。
人間の手では作り出せない複雑な構造と成分である為、
計り知れない様々な魅力が詰まってると感じています。

ちょっと施工事例を見て頂きましょう。

循環の家 八ヶ岳

循環の家 前橋

循環の家 上田

八ヶ岳営業所の敷地内にある『ecoshop こもれび』

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ここからはオーナー様のお宅を数件ご覧ください。

二階建てのそとん壁は面積も広くて
分かりやすいでしょうか?
日の当たる所とそうでない所の色の違い。
陽を反射するのではなく優しく取り込む自然な質感がいいですね。

 

グリーンの屋根とそとん壁
優しい雰囲気が周りの景色と馴染んで素敵です。

美しく経年変化したカラマツの板張りのガレージと
そとん壁との調和がとてもお洒落。

こちらは中吉の家
色はW-129だと思いますが落ち着きがあり、原村の空気に美しく溶け込んでいます。
実際にご覧になりたい方はいつでもどうぞ。

切り妻屋根の中に納まっている
スチロごて仕上げのそとん壁と似合っています。

こちらデフでは珍しいお色ですよ。
少したまご色でかわいらしいですよね。色はW-125
“仕上げは書き落とし”と言って仕上げ塗りの後に剣山のような道具で
ガリガリと表面を薄く削りしあげてゆきます。

嬉しいことに、新築に限らず、リノベーションでもそとん壁は塗ることができますよ。
(職人さんと現場調査をした上での、下地処理がとても重要となってきます)

ちなみにこちらはリノベーションのオーナー様宅。
お色はw-122で仕上げはスチロごてを施しました。

おうちのデザイン×色との組合せで様々な雰囲気が出るのも
面白いところですね。

そとん壁の魅力は奥が深いのです。

魅力その1
何といってもメンテナンスフリー
紫外線や風雨により色が褪せてしまったり汚れも付きにくいところです。
一般的な住宅だと、20年後には足場をかけて
塗装を塗り直さなければならないのですが
そとん壁だとそのようなメンテナンスが不要なので
経済的にも嬉しいです。

どれくらいきれいなの?というとこれくらいです。
こちらは循環の家 上田の玄関です。
13年経っていますが全くと言っていい程
不要なのは写真からわかっていただけるでしょうか?

 

魅力その2
表情が豊か。
生き物のように日によって、又は時間によって
(ごきげんによって?)表情が変わります。
朝日の当たる時間、昼間または夕方とか。
雨の日と、晴れの日でも色の明るさが違うんですよ。
他では表現できない本物の質感に触れられるところも魅力ですね。

いくら素敵なデザインの洋服でも
肝心の生地がいまいちだと
その洋服は台無しですよね。
質の良さは、そのものを引き立てる大切な役割があるのです。

魅力その3
色のバリエーションが豊かなのと
職人さんの手作業で塗られるので一つとして
同じおうちはないということ。
また、数少ない職人さんの技術伝承に繋がるところも。

おまけの魅力として…
そとん壁の材料の袋に、作った方の名前が書かれていること。
作り手の顔が見える材料は安心しますね。

まだまだ伝えきれない、そとん壁の魅力。
ほんと奥が深いです。

のはら

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