きずりのパネル
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今、デフで進めている土壁プロジェクト。
土壁といえば 竹を使った土壁がよく知られているとは思いますが、デフでは、木ずり下地で土壁を施工していきます。木ずりは、細くて薄い板を一定の間隔で大工さんが壁に打ち付けていきます。昔からこの方法の施工はあったようですが、やっぱりかなりの手間と時間が必要なので、合板等の登場によって無くなってきたようです。
デフでも、木ずりを大工さんが一枚一枚頑張って現場で打ち付けていましたが、さすがに大変そうなので、木ズリのパネルを栗駒木材に頼んで製作してもらい、先日八ヶ岳のデフの倉庫に届きました。工業製品の様に機械で一度に大量生産というわけにもいかないので、一枚一枚大工さんの手造りです。この製作にもかなり苦労したようです。でも、完成した木ズリはやっぱり綺麗です。土を塗ってしまうのが勿体無いくらい。

時代に逆行しているようにも見えるデフの家造り。
でも、人間も自然の一部で、自然の中で生きていると考えると、やっぱり自然の物に触れて、空気を感じて生活できれば一番幸せなのかなと、土壁に触れて強く感じる今日この頃です。


写真が暗くて判りにくいですが、木ずりのパネルです
エビ