tohokushin
東北信日記〜土壁の土づくり、材料の素から関わるということ
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えー、なんかちょっとまどろっこしいタイトルですが!
DEFでは土壁の家を数多くつくっております。
で、その土壁の材料となる土、ですが、長野市のべと(土)屋さん、からも買いますが、
自分たちでもつくっております!!
長野県の東御市に土作りの場所があります。
まずは土にまぜるわらを刻みます。
土壁の土は、土にわらを混ぜて発酵させることで粘りが出ます。
また、わら自体も強度をあげるつなぎとなります。
あらかじめ無農薬でお米作りをしている農家さんから集めてあったもの。
土も当然無農薬!
東御市の無農薬の畑の土をいただいております。粘土質でよい粘りがあります。
で、どうするかというと、水を混ぜてひたすら練ります。
コンクリートでつくったプールの中で、水と混ぜながらぐるぐる・・・
耕運機を使ってとにかく練る、練る、練る!!
ダマが残っていると壁が塗れませんので全部つぶれるまでとにかく練ります。
時間も手間もかかる重労働!!
写真はここまで。私もここから真面目に作業をしましたので写真がありません(笑)
この後、練り終わったら先ほどのわらを混ぜて完成。
少しおいて、現場に運ばれてゆきます。
DEFの家は材木もそうですが、壁も原材料の最初の状態から見届け、関わっています。
そういうものって今やあまり身近にないような気がします。
すでに出来上がったもの、製品を利用することの方が多いのではないでしょうか?
原型からつくるのは大変ですが、しかし全てを見届けている安心感がありますし、
何よりそこにストーリーがあるように思います。
我が家は土と山の木からつくったんだぜ。
とてもかっこいいじゃないですか!
ハヤシ