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群馬だより~山と海は恋人
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海なし県の群馬。
谷川山系、利根沼田、吾妻地域、赤城山から甘楽郡まで、
深い山々から沢山の水が河川となって、大河川「利根川」にあつまり、
太平洋へ注がれます。
山が蓄えてくれた水には豊富な栄養があって、
それが海まで流れていって、海を豊かにしてくれる。
この絵が、それを表しています。
山と海は一心同体。
恋人、ということなんですね。
群馬にいる私たち前橋営業所スタッフも、
先日から宮城県栗駒にある「アトリエDEFの山」森林整備にいってきました。
今回は、下草刈がメイン。
つる植物との戦いでした。
幼い杉の木が、つる植物に締めあげられている様子。
つるを切ってとってあげると、
かなりくい込んでいます。
痛々しいです。
そして、つる植物恐るべし。
山での作業をおこないながら想いました。
山を守るということがいかに重要で、
でも手間のかかることで、
そして現代においては、山や木の価値を経済の循環に組み込んで
いかなければ、それは持続できないこと。
国や県の森林保全事業や補助金(税金)だけではまかなえない。
私たち人間をはじめ、あらゆる生物に必要な命の水。
土砂災害の抑制。
豊かな山を守っていくことは、私たちの暮らしそのものを守ること
になるのではないでしょうか。
東北の美しい紅葉。
広葉樹の落ち葉は山の栄養になります。
それにしても、苔むした極上なトレイルです。
ブナの実。
はじめて食べましたが、「くるみ」のような、おいしい味でした。
山に降った雨は、落ち葉から土にしみわたり、
栄養をふくんだ水となって河へ流れでます。
そんなことを想いながら私たち群馬チームは海へ向い、
塩竈市にある水産物仲卸市場で海の幸をたらふく食べて、帰路につきました。
なお、森林整備などの詳細は、このあと八ヶ岳のすーちゃんが
書いてくれますのでお楽しみに!
みーさん