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アトリエDEF通信

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檜の畳

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アトリエDEF
八ヶ岳営業所

来週見学会が行われる茅野市の現場。

 

今回は、ぜひ畳にも注目。

普段は、昔ながらの藁床の畳を使います。

もちろん藁床の畳(しかも無農薬)も貴重ですが、今回は長野県の間伐材を利用して作られた檜の畳床。

 

普段使用している 藁床(デフ仕様で製作してもらっています)

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 今回の主役 檜の畳床IMG_2734

檜を 繊維状にして一枚の畳床にしてあります。

崩れないようにするには、なかなか技術が必要な様です

写真の左奥に見えているのは、一般的に使われる建材の畳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

松川町のアンサンブル松川さん(社会福祉法人)が開発した檜の畳床。

茅野の現場のお施主さんからこの畳について教えてもらいました。

まだ実績はあまりないようですが、公的機関などで耐久性なども実験されていて、

デフでも採用させていただくようになりました。

 

もちろん、防虫処理などはされていないのが大前提ですが、デフで採用するにはいくつか問題点もあり、

今回アンサンブルさんにはかなり協力をしてもらい、色々改良してもらいました。(畳の裏地の問題などなど・・・)

 

昨日、製品ができたということで、デフの畳を願いしている大塚畳さんに納品されました。

ここで、檜の床を現場の寸法に合わせて裁断し、畳表を縫っていきます。

機械も使いますが、やっぱり最後は職人の勘で厚みを整えていきます。

微妙な寸法の違いも mm(畳屋さんでは 寸・分)単位で包丁のような刃物を使用して調整していきます。

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裁断するための機械も寸法を入力するのに mmやcmではなく昔ながらの尺で入力。

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大塚畳さんも初めて使う畳床。なかなか苦戦したようですが、畳表と檜のいい香りの綺麗な畳に仕上がりました。

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近いうちに アンサンブル松川さんや大塚畳さんの取材がUPされると思うので詳しくはそちらで。

 

見学会などでは、どうしても漆喰の壁・土壁・キッチン・木製建具等の仕上げに目が行ってしまい、脇役になってしまう畳。

畳表や畳床にも注目してみてください。ここにも昔ながらの職人の技やデフのこだわりがたくさん詰まっています。

 

今回アンサンブル松川さんの畳床作り・大塚畳さんの畳床を加工して仕上げるまでの工程を見て、

畳の世界も本当に奥が深いと改めて実感させられました。

 

 

なかなか楽しい一日でした

 

エビ

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