位置出しについて。
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今日は現場に出なかったので、きちんと理解できているか確認の意味も込めて、最近の仕事の中で多い、位置出しについて軽くまとめてみたいと思います。
工事部でよく使う機器
・トランシット(直角を見るための機器)
・レベル(高さを見るための機器)
工事部で行う位置出し
・丁張(ちょうはり)
・墨出し →先日のブログ(大町市の現場から。)で書いたので省略。
丁張をしているところ。(4月頭の北杜市の現場)
丁張とは、基礎工事が始まる前の、基礎の基準となる点と基礎の高さを出していく作業です。
レベルという測量の機器を使って、図面上で出した高さを設定していきます。
レベルを使って、BM(ベンチマーク)*から必要な高さを出します。
杭を打ち、基礎の天端の高さ+αを印づけします。
基礎の天端の高さ+αに貫の上端を合わせて、杭に打ちつけていきます。
最後に、トランシットという測量の機器を使って、直角を設定して、建物の外形の基準の点を出していきます。
建物の基準線を出すための釘を貫に打ち込みます。
基礎工事が始まってしまうと、地縄が役に立たなくなりますが、丁張をすることで、建物の基準線が分かるというわけです。
BM(ベンチマーク)*:地上基準点のこと。道路のマンホールなど動かないものを基準にします。
地面が平らでない現場もあるため、丁張はなかなか大変です。
特にトランシットやレベルの脚を水平に固定するのが難しいです。
大学で測量をやっておけばよかったと思う今日この頃…。
飯田