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群馬県の材木屋さんをたずねて
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こんにちは!
先日、群馬県下仁田町にある小井土製材さんにDEFのスタッフ数名でお邪魔してきました 😀
小井土製材さんは、DEFのイベントで森や工場をお客さんと一緒に回らさせていただいたり
している材木屋さんです!
今回改めてお伺いしたのは、小井土製材さんの製材した柱や床材を使った小学校(下仁田小学校)を見に来ないかというお話しをいただいたので、実物を見てみようということで下仁田に行ってきました!
写真の真ん中に写っている丸柱に入っているヒビ割れみたいなものは、小井土製材さんの材料の特徴でもある4面スリットという溝になります!
無垢の木(特に構造材といわれる柱や梁材)は表面への割れなどはどうしても出てしまうのもですが
それを解消する方法として小井土製材さんではこの4面スリットという方法を採用しています。
4面スリットとは、柱の四方の面すべてに細く浅い溝をつけてあげることで、無作為についてしまうひび割れを解消するというものです。
↑上が丸柱の、下が角柱の4面スリットの断面。
これと似た方法としては、背割れという方法があるのですが、背割れの場合が4面の内の一つの面に大きく柱の芯まで届くぐらいの
溝をつけて、木の収縮に対応する方法なのですが、木の乾燥状態によっては柱の断面が台形のような形にまでなってしまい、
柱と取り合う壁面等の左官を痛めてしまう場合があるので、取扱いには注意が必要でした。
今回の4面スリットの方法では収縮によって柱の断面の形が著しく変わってしまうことがないという部分が利点です!
ただ、柱を化粧として室内側から見えるつくりの多いDEFの家づくりの場合、そのスリットが見た目的に気になってしまうのでは
という懸念があったので、今回の研修でみんなで見てみようという事で実物を見てきました 😛
小学校見学では、木造の校舎に使われた無垢の床、柱・梁の中を小学生が元気いっぱいに走り回っていて、
とてもうらやましい光景でした 😮
小学校見学の後は小井土製材さんの工場の見学をさせていただきました!
建築中の倉庫になる予定のところを、先ほど4面スリットの材を使った木造のトラス構造の大空間があり普段の住宅建築では見ることのできない空間を見れて、DEFのみんなの顔がキラキラしていました!
群馬県産の材木を利用し、地産地消で輸送エネルギーを抑えて
さらに環境にやさしい家づくりができるようになる一歩を歩き始めた感じです 😛
まる。