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アトリエDEF通信

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かまどごはんのコツ!

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アトリエDEF
八ヶ岳営業所

先週のことですが、北軽井沢のルオムの森でかまどづくりを行いました(^^)
今回は2度目の作業で、前回作った日干しレンガを使ってかまどを組みました◎
過去のブログはコチラ↓
「ルオムの森のかまどづくり」
IMG_2913.JPG
まずは、穴を掘って砕石をいれて、モルタルを流し込み、耐火れんがを並べる作業から!
水平をとるって難しい~!
地道な調整を重ねながら下地を作っていきます!!
IMG_2916.JPG
IMG_2917.JPG
下地が出来たらあとはその上に日干しレンガを積んでいくだけ!
午前中でかまどのかたちが見えました(^^)
それにしても暑い夏に発酵の進んだべとはすご~い匂い!笑
IMG_2923.JPG
午後は仕上げに表面を塗って平らに仕上げたら完成です!!
このまま乾燥させて、2週間後仕上げの作業を行います◎
ところでこのかまどを使うコツって何だろう?
この間、一緒にかまどごはんを炊いたお客様とそういうお話をしました(^^)
ご飯を炊くのは15分程度。そして蒸らしを10分程度。
実は30分もあれば簡単に炊けるんですよ~なんて今までは簡単に話していましたが、
それはあくまで火をつけてからの話。
実はこれが難しくて、いいや~となってしまう方も多いのかも…
その時はちょうどお客様が火をつけるのに苦戦していたということもあり、
ちょっとしたコツをご紹介しました◎
一つは細い木から入れていくということ。
昔の人がよく言っていた柴(シバ)とはこのこと。
細い枝を集めて、それらを燃やすと簡単に火が付き大きくなります◎
火が大きくなったら徐々に大きなものを加えていきます。
いつまでも小枝を入れているのすぐに燃え尽きてしまうので、手間がさらに掛かります。
二つ目は炎の習性?を使って木をくべたり組んだりすること。
写真.JPG
火は下から上に向かって燃えるって知っていました?
当たり前のことなんですが、僕は気が付いたときに、なるほど~と思いました!笑
なので薪を直角に立ててあげて下の先っぽに火をつけるとものすごく燃えます!
でもかまどに直角には薪を入れられません。
となると、かまどの奥の方が高くなるように組んであげて手前に火をつけると
自然と炎が高い方に高い方に移っていくのでよく燃え始めます!
かまどは煙突の吸いこみがあるので尚更!!
他にもちょこっとしたコツもご紹介しましたが、大きくはこの二つ◎
実際にやってもらったらマッチ一本で二口に火が付いた上に、
5分も立たないうちに大きな炎になりました◎
なんと、予想以上の腕前!!
昔の暮らしが手間がかかるというのは、
こういうコツやミソをまだ知らないだけなのかもしれません◎
手間がかからないわけではないけど、それを知って慣れてくると
正直、随分と簡単!と思うことが多いです(^^)
そういう時は大体、なるほどな~って当たり前のことに気づかされて小さな発見があります!笑
昔の人って本当に賢い!自然の仕組みや習性に目を向けて、
それを活かす術を考え出してしまうんだから。
パソコンのショートカットキーを暗記するように簡単にはいかないけど、
手を動かして、納得して、小さな発見に嬉しくなって身につけられたら、
どんどん暮らしは豊かになるんだろうな!って思います(^^)
かまどの火をつけるコツ!いつでもかまどごはんを炊きながらお教えします!
かまどごはんの日に遊びに来てください(^^)
Kyouhei

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