kanto
群馬だより~からっ風吹く高崎市で上棟式がありました!!
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かかあ天下とからっ風。
とは、どちらも群馬県の名物です。
「からっ風」とは「赤城おろし」のことで、冬場に赤城山から吹き降ろされる冷たい強風。
きのうも物凄い強風で、営業所のバケツが飛ばされました^_^;
では、かかあ天下とは??
ん~我が家も群馬にきて7年が経ち、気が付けばかかあ天下・・・。
あ、すみません。
そんなことはどうでもよくてですね・・正式には下記の説だそうです。
上州では養蚕が盛んであった。
この仕事は女性が行うため、一家の経済の主導権が女性にあることが多く、発言力も大きかった。
きめ細かな蚕の飼育、すなわち女性の持つ繊細な感覚と骨身を惜しまぬ勤勉さであった。
このように上州の女性は、春から夏にかけては、養蚕に精を出し、
秋の収穫を終えると今度は、糸挽きと織物に専念した。
そのため品質の優れた繭と生糸と織物を生産する能力を持つ女性が高く評価された。
なるほど~。
世界遺産の富岡製糸場遺産群といい、やはり群馬はお蚕さんなのですね。
さて、前置きはこれくらいにしまして、
そのからっ風吹く群馬県は高崎市にて先日、上棟式が行われました!
この日、風はつよかったのですが、空は青く澄んでいて
遠く群馬の山々がよくみえる日和となりました。
足場を駆け上がりますと、360度の視界が広がります。
北から反時計まわりにいきます。
赤城山。
右が子持山、左は小野子山。
ど~んと榛名山。
左が妙義山。浅間は雲隠れ。
こちらは西上州の御荷鉾山。こっちが南ですね。
東は前橋市街方面。群馬県庁がそびえ立ちます。
ここまでひらけていると爽快です!
もともと、前橋の自然食材店サンデールームさんで「てくてく」を
手にとっていただいたところからDEFを知ってくださり、
循環の家へご来場いただいたり、見学会やかまどづくりイベントなど、
いつもDEFのイベントに足を運んでくださったお施主様。
土地探しもいろいろまわられ、一緒にいくつかの土地を見させていただいたことも。
じっくり検討されて、この場所に決められました。
自然食材や自然素材の家づくり、どちらも体に安心で、環境への負荷が少ないことに通じます。
エネルギーもオフグリッドソーラーで一部をまかない、環境に配慮した暮らしを検討します。
これから家づくりのメインに入っていきます。
少し手間と時間はかかるけど、大工さんや職人さんの、
ひとの手でつくられていくDEFの家。
いつもながら、この手刻みされた構造材が組まれた姿をみると、
この日本の伝統技術のすごさに、ただただ感心してしまいます。
青空へ突き抜ける、刻みの導線。
垂木の先端も美しく、この形に揃えられています。
上棟式。
大工の池田棟梁、お施主様と娘さん、DEFスタッフ。
この家づくりに関わる職人さん、住まい手さんと、
みんなで工事の無事と完成を願って。
塩とお米とお酒を家の四隅に撒きます。
設計を担当する荻ちゃんの想い。
完成まで少し時間はかかりますが、お時間あればこの家が出来ていく
さまをぜひ見ていってください。
設計担当としてのメッセージをお伝えしていました。
お施主様から、この家への期待と工事の安全についてお話をいただきました。
娘さんのMちゃんもうれしそうです。
記念写真撮影。
からっ風のなか、おいしい青空お弁当をいただきます。
この青空のもと、群馬の平野にどっしりと、美しく建つ家。
T様、この度は上棟、誠におめでとうございます!
これからも、大工さんの技、左官さんの土壁塗りなどなど、
伝統の技の見どころがいっぱいです。
この家でのご家族との新たな暮らし、とても楽しみですね!
みーさん
【追伸】
先日の前橋市昭和町の家見学会にて、ハンカチの落し物がありました。
関東営業所にて保管しておりますので、お心当たりのある方はご連絡ください。