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群馬だより~里山にて想う
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先日、BIOSKの桜井さんに誘われて、
高崎市箕郷地区にいってきました。
高崎の箕郷は、全国有数の梅の産地で知られている地域ですが、
梅農家の梅子さんの竹林で倒れた原木を薪として頂戴すべく、
やってきました。
現場に着くと、すでに玉切りしていただいておりました。
竹林のなか、竹の葉が風でさらさらと音をならしています。
竹林から玉切りされた原木をトラックまで搬出するルートは、
こちらの小径。
竹林のトンネルを、落ち葉の1本トレイルが一筋とおっております。
個人的に、この手の道を「シングルトラック」と
呼ばせていただきます。
私、シングルトラックが大好物なんです。
こういう里山のふかふかした道を歩いたり、マウンテンバイクで
走らせてもらうのが好きです。
もちろん、ハイカーの方がいれば降車してお待ちし、トレイルを
削らないように、タイヤをロックせずに丁寧に走ります。
こういう小径は、むかし地域の方々が炭焼きなどで山から木や竹を
切り出して運搬していたりした古道であることが多いです。
きれいなバンクです。
こんなに気持ち良い場所が、関東の郊外の、のどかな里山には
まだまだ沢山のこっています。
このトレイルを、玉切り原木をコロコロ転がして搬出し、
トラックに満載となりました!
薪ストーブに必要な薪、こうして地域の農家さんや山の地主さん達と
お知り合いになって、一緒に里山に入って歩いてみたり、整備したり。
そうしていくなかで、このような資源をいただけることができれば、
お互いにとって良いことですよね!
一方で、群馬でもそうですし、全国的な問題にもなっているのが、
竹林の増加です。
国内では放置されている竹林が年々増加しており、衛星画像を踏まえた解析では
全森林面積の1割に及ぶと言われています。また竹は成長速度が速いため、
隣接する森林や宅地を侵食するなど、環境問題となりつつあります。
竹をチップ状にして、ペレットのように固形化して燃料として使う取組みも
一部であるようです。
日本の里山の竹問題、エネルギーのあり方を考えるなかで、活かせる道が
出てくるとおもしろいなーと思いました。
力仕事のあとは、梅子さんのおいしい梅ジュースと、
BIOSKさんの特製ベジタブルサンドをいただきました(^_-)
どちらもはまってしまう美味しさです!
みーさん