八ヶ岳の風~Jプロジェクトの杉が床になりました。
- アトリエDEF
- 八ヶ岳営業所
長野県小谷村の大網集落に暮らす「くらして」さんと一緒に
ゆっくりと歩みはじめた、Jプロジェクト。
4月に行った杉の木の伐採から、早3か月半。
この時に伐採した木が、宮城県の「くりこまくんえん」さんによって
製材され、大工さんの手によって、いよいよYさまの土壁の家の床に
はられていました!
こちらは、くりこまくんえんさんから頂いた、杉の木のサンプル↓
一番左が、いつもDEFのお家に使わせていただいている、
宮城県栗駒産の杉。
淡い桃色が混じったような色で、木目が薄くて、とっても軽い。
木の真ん中に年輪があるので、床材に加工する時、比較的安定して
きれいに木目がでるそうです。
他の3つが、小谷村大網集落の杉。
黄色かったり、黒っぽさが混じっていたり、木の色が複雑で
木目が濃くしっかりと出て、重たい。年輪が均一に作られて
いないので、表面に複雑な木目が出ています。
大網集落の森は、栗駒の森と比べると、植林後、長く十分な
手入れがされていない森。
手入れが続けられ、光をたくさん採りこみ、すくすくと成長の速い
栗駒の杉と比べると、木と木が混みあったり、枝打ちがされていなかったり
雪の重みで曲がりながらも粘り強く成長した小谷村大網の杉は、
年輪が複雑で、木目が濃く、ぎっしりと重たい。
どちらも雪がたくさん降る地域ですが、土質や、森の状態で
おんなじ杉でも、こんなにも違ってくるんですね。生き物だな~。
大網の森を見せてもらった私には、この杉の木の複雑な感じも、
すてきだな~と思います。
やっぱりつながりを知ることって、ものを大切にしたり、
心の奥からほっとするために、とても大事なことだと思いました。
yosssy