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アトリエDEF通信

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調子がいいので

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アトリエDEF
八ヶ岳営業所

今日は久しぶりに事務所でPCに向かっている。特に絶好調というわけではないが、さっきブログの投稿がうまくいったので、なんとなく絶好調の気分になってきた。ここ数回ブログの書き込みに失敗したので特に・・・。そこでもう一個書いてみようという気分になったわけである。いつも写真の挿入でおかしくなってしまうので、またまた画像のない寂しいブログですみません。

某邸の上棟式に行き、施主さんが用意してくれた昼食を食べていたときの大工との雑談で「胸がキュンとしちゃう」という話である。

アトリエデフは、大工さんなどの職人さんを直接社員として雇っていないため、我社の現場スタッフは主に監督業(現場管理)を行っている工務店である。大工、左官、基礎工事等の職方はそれぞれ信頼のおける専門業者に発注し工事を進めていくやり方だ。ですから大工も100%我社の仕事をしているわけでなく、他の建設業者の仕事をすることもあるわけである。

で、昼食の雑談の中で、他社の現場にいると「胸がキュン」となってしまうと2人の大工のうちの1人が言うと、もう1人の親方の方が「俺もキュン」となるというわけである。デフの現場はならないそうだ。
合板の仕業である。接着剤のカタマリの合板を使うとそうなるらしい。我々は久しくそんな感覚を忘れてしまったので、「胸キュン」の感覚をうまくお伝えできないのであるが、ときめいて「キュン」でないことは確かである。
何でも、木と木の接合部は全てボルト締めで、その枠の中に3センチ近い何とかボードやらをスポスポはめていって形を造っていくそうで、とにかく早いし、失敗がない(仮に間違えてもすぐに修正可能とのこと)ということで気持ちの上でとても楽な様だ。ところが、作業を続けるうちに、「臭いのはなれちゃったんだけど」(慣れてはいけません)、「突然胸がキュンとなっちゃうんだよね」。というわけでキュンの後はしばらくボーッとなって、無気力になってしまうそうである。

これがまさに化学物質の仕業である。怖いことだ。
瞬間シックハウスといっていいだろう。

大工は現場の自分の仕事の範囲が終わってしまえばもうそこにはいないからまだいい。住まい手はどうだろう?
そういうつくり方はほぼ高気密系であろうから、胸キュンの化学物質をずっと吸い込みながら生活を営んでいくことになる。皆さんも良く考えて欲しいと思う!
夢のマイホームで胸がキュンとなってしまうのである。悪い意味で。

多くのお客さんと打ち合わせをしていると、ほとんど間取りと金額のことに終始してしまいがちであるがちょっと待って欲しい。ここに書いた大工の例が、その程度はともかく、今の日本の家づくりの大勢であり、接着剤多様の住宅建築(もちろん公共建築や一般の建物の建築も)なのである。残念ながら職人も住まい手も危険にさらされています。ですから金額も間取りも構造もデザインも全部大事ですけど、安価に大量に普及している材料素材には最も関心を払わなければなりません。毒入りギョウザではありませんが、競争力を優先させて合理化されたモノには我々の生命を脅かす危険なものがたくさんあるということを理解しておいて欲しいと思います。

というわけで、お客さんとの設計の打ち合わせのときは、「余計なことですけど」という前置きに続いて化学物質の危険についての話や山のこと環境のことなどをお話させていただくことが常である。夢いっぱいの間取りの打ち合わせ中にこれをやらないといけないのは非常につらいのであるが、住まい手の家族の健康こと、家の寿命のことを想うと、現実と本当のことをお伝えしないわけにはいかないわけである。

この話にはオチがありまして、先の大工は、「デフの家は臭くもないし、キュンもないからとても良いよ。でもやることが多く大変だし失敗できないから精神的にキツイ。どちらがいいかは微妙なところ」だそうです。
追い込んでいるつもりはありませんが、手仕事は本当に大変です。一箇所の間違えで組み立てがストップしてしまうので、上棟前に円形脱毛をつくる大工もいるくらいですから。いつもありがとう、感謝しております!

大工と我々スタッフは、お施主さんそっちのけで、斜めっている火打ち梁の収め方に関する難しさの論議を上を見上げたまま続けていたのでした。Y様ご馳走様でした。

長いブログになってしまいました。
今日は調子がいいみたいだ。
kojima

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