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八ケ岳の風~現場を訪ねて
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八ヶ岳では久しぶりに霜が降り、氷も張って本格的な寒さとなりました。
初めての八ヶ岳の冬、「急に冷え込みましたねえ」と先輩方に声をかけると、
「ようやく普通の気候にもどったかんじだよ」とのお言葉が・・・
原村の冬は未知数です。
そんな冬の厳しさがまだ感じられなかった昨日の話。
小淵沢にある現場へ伺いました。
左官屋さんも入って土壁を塗り始めている現場。
完成してからは感じられない、土と藁が発酵した匂いで満ちていました。
左官屋さんの仕事ぶりを拝見しながら、いろいろな話をうかがいました。
昔は竹を格子状に入れて土を塗るのが一般的だった土壁の家。
DEFでは羊毛断熱材の上に「木ずり」を作って塗っていきます。
補強に入れるワラ、木ずりが横だから縦に入れてやるのが良いのだそう。
土壁は、荒壁、大直し、中塗り、漆喰2回と5つも工程を経て見学会で見る壁になるということ。
職人さんごとに土の配合へのこだわりがあって、土や漆喰に砂を混ぜて伸びを調整したりすること。
均一に塗ってしまうと真中がへこんで見えるから、少し厚みを出してあげていること。
木と土の境は補強のものを入れたいけど、
DEFの家は天然素材じゃないと入れらんないからな、とおっしゃる職人さん。
たくさんの人の力があって、DEFの家はできているんだなあと、実感できた日でした。
1時間ほどでキッチンの荒壁塗りが完了!
きれいに道具を片づけて、お昼に向かった職人さんたちでした。
ありがとうございました!
すーさん