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八ケ岳営業所、設計室増築工事

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かわじり
八ヶ岳営業所

皆さま、こんにちは。
工事課のかわじりです。

この度、八ケ岳営業所の設計室増築工事が決まり担当になりました。
絶賛工事中ですので、進捗状況を写真付きでお送りしたいと思います。

↓まずは解体前の様子です。
↓解体です。押縁を取り外すと新品同様の唐松の外壁板が出てきました。元はすべてこの色です、経年変化ってすごい。

外壁板を取り外すとこのような姿になっています。胴縁と呼ばれる下地材が縦と横に組まれています。写真では横の胴縁は外してしまっていますが、横の胴縁に対して外壁板が打ち付けられています。
↓そとん壁の解体です。ラス網と呼ばれる金網に対いてそとん壁は塗りつけてあります。ラス網はそとん壁が剝がれ落ちないようにする用途があります。おかげでなかなか取れません。しっかりと施工されている、ということにしましょう。

2日前の6/10日建て方を行いました。
↓あらかじめ大工さんに加工をして頂いた土台、柱を組み上げます。アトリエデフでは木材の加工はすべて手刻みです。職人の技術が詰め込まれています。

↓桁の継ぎ手部分を加工していただきました。写真上がメス側、真ん中がオス側でぴたりとはまります。

↓次は棟木です。こちらは120×210の寸法の杉で大きな材が使用されている、屋根を支える部材であるため強度が必要です。そのため金輪継ぎ(かなわつぎ)という継ぎ方で接合します。

写真のような同じ形に部材を加工し、上部から栓をし固定します。伝統的継手の中でも強度が高く、あらゆる方向からの強度が得られる継方です。差し込んだ栓も広葉樹の硬い材木を使用しました。美しいしかっこいい。


↓6/10の作業はここで終了です。無事棟が上がりました。

↓こちらは6/11日作業終了時点です。屋根となる垂木が組まれ、鼻隠しと呼ばれる部材が取付けられました。

鼻隠しは垂木の先端に取り付けられる部材です。垂木の先端を鼻先と呼ぶそうで、鼻先を隠す「鼻隠し」というわけです。現場では「鼻、鼻ー!!」と聞こえてきたり。

↓6/12日現在です。
ブログを書きながら最新の写真を撮ってきました。大工さんはちょうど小休憩中です。
化粧野地を貼ってくださっています。

今のところ順調です。
以上経過報告でした。

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