kanto
愛着の湧くリノベーション
- アトリエDEF
- 八ヶ岳営業所
こんにちは、関東営業所のすずきです。
少しずつ暖かい日が増え、春が近づいてきたな~と感じる今日この頃。
それと同時に花粉症シーズンも到来…。辛い季節がやってきました。関東営業所内にもクシュンっ!とかズルズルとか、くしゃみや鼻水と闘いながら作業しているスタッフが多いです(^^;)辛いけどみんなで乗り切りしょう。
さて先日、湘南エリアの現場にてリノベーション工事が完了し、お引渡しでした。
私が関東営業所に異動する以前に依頼があり、今回最後の湘南エリアの物件として担当させていただきました。
年末のお忙しい時期にお施主様にもお時間をさいていただき打合せに臨んでいただきました。
かなりタイトなスケジュールでしたがなんとか予定通り年明けに着工し、無事完成しました!
お客様からの問い合わせで「リノベーションってやってますか?」「水回りの工事のみ対応していただけますか?」など、このようなご連絡がしばしばあります。
デフは新築や建て替えのイメージが強いですが、もちろん内装の模様替え、キッチン、洗面台のリフォーム工事など小規模な工事にも対応しております!
今回お引渡ししたお宅は間取りは変えず、壁を漆喰仕上げ、洗面台交換、キッチンは天板を既存利用し下台の扉のみ交換、レンジフード交換、各収納棚を新規で取付るなど小規模な工事を行いました。
既存利用の天板と既存吊戸の面材に雰囲気が合うように、扉は広葉樹のカエデを選びました。
ツマミも既存利用です。既製品との組み合わせですが、赤みや節が少ない白系の広葉樹であるカエデを採用することで質感が浮くことなく仕上がりました。
こちらが工事前の様子です。
元の扉は既製品のつるつるとした光沢のある質感でしたが、面材が剥がれてきて今回扉を交換することになりました。このような合板の表面にシートを張った建材は量産されていてコストもお手頃でお手入れもしやすいですが、十数年経つと面材の剝れ、黄ばみなどが目立ちリフォーム工事の中でも交換したいランキング上位の要望です。
樹脂系の面材は油汚れが付いても落としやすいなどメリットもありますが、時間が経つにつれて剝れや黄ばみが目立つなど、どうしても汚くなって劣化が目立ちやすいです。
デフでは新築と同様に無垢材を推奨しております。木材は水廻りとの相性があまり良くないイメージがありますが、逆です。
無垢材でも水滴はなるべく早めに拭いたり、年1~2回は蜜蝋ワックスを塗り、お手入れをすることにより黄ばみや剝れなどの経年劣化はなく、むしろ経年変化により徐々に表面が焼けてきて良い味がでてきます。使い続けることで本来木の持っている油分や、蜜蝋ワックスを塗ることで長持ちし、手入れをすることで愛着が湧いてきます。
この日は奥様と一緒にデフ恒例の蜜蝋ワックス塗りを行いました。
一緒にやることでメンテナンス方法を覚えていただきました。
キッチン本体の反対側には扉付収納を新規でつくりました。こちらもカエデで仕上げました。
そしてキッチン以外の水廻り工事では、洗面台を交換し、面材はキッチンと同じくカエデ。
洗濯上部の空いているスペースを利用して収納棚も新規でつくりました。
照明と鏡は奥様セレクト!とても素敵(^^)
それに合わせたタイルも仕上がりにご満足していただけました。
↓こちらは工事前の様子。
水廻り以外にも寝室の収納スペースを解体し、書斎をつくりました。
吊戸は杉のフラッシュ戸です。吊戸下には間接照明を設置し、手元がかなり明るくてお仕事や作業がしやすい書斎になりました。この書斎、私もほしいです(笑)
↓こちらは工事前の寝室の収納。
このように新規で仕上げた造作箇所はタイル以外すべて木材を使用しました。
これらはすべて経年変化していくものです。
便利で手間がかからないものや、楽なものが多い世の中ですが、愛着が湧いてくるものってだんだん身近に少なくなってきているのかも。
住まうことは定期的にメンテナンスが必要となります。それは新築もリノベーションも同じ。
交換が必要なものや修繕が必要な時、既存のものとの組み合わせ方により、それがよりもっと大切なものになったり、愛着のわくものになったり、単純に新しいものに交換するだけがリノベーションではないと思います。
長く大切に使い続けてもらう、住み続けてもらうリノベーションをこれからもっと多くの人に知ってほしいし、私たちも提案しつづけていきたいです。
今回は湘南エリアのリノベーションをご紹介しましたが、群馬や埼玉をはじめ関東エリアでも対応しております。お気軽にご相談ください♪
~おまけ~
上田本社の設計課しゅーごくんに手作りのプリンタルトをいただきました(^^)
パティシエ並みのクオリティーに関東営業所スタッフ一同びっくり!
美味しくいただきました。ごちそうさまでした!