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使い続ける

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たまちゃん
八ヶ岳営業所

昨年11月に入社、2023年気合を入れて行くぞーと意気揚々と年初めの竹林整備で川にダイブ!!からの骨折した新入社員のたまちゃんです。今、八ヶ岳営業所に来たらすぐに私とわかります(笑)

研修中に何してんだ・・・と落ち込みかけましたが、デフのみなさんの温かいこと(涙)

人生良いことも悪いことも全てに意味がある!!と開き直って、今できることを前向きにコツコツとやっていきます。

 

突然ですが、皆さん「使い続けているもの」はありますか?

今回は暮らしの一部である、「器」について。

日頃私たちの昼食は、自分達で釜戸でご飯を炊いて、営業所でおかずを作りみんなでテーブルを囲んで賑やかに美味しく頂きます。

 

そして、よりご飯を美味しくしてくれているのが、木曽の地にある木地屋やまとさんの「漆器」です。

漆器といえば、朱色や黒色の漆が塗られた器でお祝い事などで使うイメージがありましたが、そのイメージは覆されました。

やまとさんの漆器は美しい漆の艶はもちろんですが、天然木のしなやかな木目や木肌を生かした漆器で木のぬくもりを感じられる素晴らしい器なんです!!

その器ひとつひとつが、木地屋やまと・5代目「木地師」である小椋正幸さんの手により丁寧に作られています。

木地師とは、轆轤(ろくろ)と呼ばれる特殊な工具を用いて、椀や盆など円形のくりもの木地を作る職人さんのことを言います。

木地師の歴史は1100年以上も前に遡るそうです。

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第55代文徳天皇(西暦827~858年)の第一皇子惟喬親王(コレタカシンノウ)(西暦844~897年)が近江国小椋ノ庄(滋賀県愛知郡東小椋村~現在は滋賀県東近江市)に居をかまえていた元安3年(西暦859年)頃、この轆轤による木地製作の技法を開発し、当時、家臣であった小椋大臣実秀と大蔵大臣惟仲にこの技法を伝授して轆轤製品の製作にあたらせたのが木地師・木地屋の始まりと言われています。

この地の木地師・木地屋は当時、宮廷の奉仕に服したので、その後、長く諸国を自由に往来して木地職渡世をする特権を与えられていたのです。しかし、近世末には明治初年における廃藩置県により全ての山林所有権の確定と交通網の整備により材料が入手しやすくなり木地師の山渡りには終止符がうたれました。

現在、小椋・大蔵の氏姓を名乗る木地師の末裔のみによって形成されている伝統の轆轤挽きの集落は、信州漆畑だけです。

 

(木地屋やまとhttps://yama.to/「木地師について」抜粋)

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小椋氏姓の木地師は南木曽に残っているのが僅か3件であり、全国的に見ても数軒しか残っていないそうです。

歴史に触れると、伝統継承されている小椋さんの存在がいかに貴重であるかが分かります。

また、木地師は昔、現代のようにチェンソーや製材機がなかった為、使える木を見定め、必要な分だけ木を伐り次の場所へ移動して渡り歩いていたそうです。

 

限りある資源の中で必要最小限に恵みを頂き、自然と共存する

 

デフの家づくりに通ずるものがそこにあります。

ひとつひとつ、丁寧に思いを込めて作られた物は本当に感動します。

今では安価に100円均一でも食器は手に入ります。しかしながら、安いがゆえに割れては捨ての繰り返し。

漆器は高価ではありますが、その価値は存分にあります。

土台が木で作られているため、軽く割れにくく断熱性が高いんです。その他にも漆の塗膜はとても丈夫で強い酸やアルカリにも負けない、すごい力を持った自然素材であり、使えば使うほどに艶が出てきて味わい深さが増し、経年変化が楽しめるという特性があります。そのため、いちばんのメンテナンスは日々使い続け、適度に水分を与えることだそうです。

万が一欠けてしまっても、「漆で継ぐ」という技法を用いて修復が可能な為、長く使い続けられるのが最大の魅力です!!

私たちが使用している漆器も大切に使いながらも、欠けてしまうことがあります。

そんな時の職人技!!

修復をやまとさんにお願いし、見事に漆で継いで頂きました!!

↓↓↓↓↓

どこが、修復されたか分かりますか??

正解は・・・こちらです!!!

↓↓↓↓↓

周りの縁との比べてみると漆によって修復されていることが分かるかと思います。

ヒビや割れも見事に修復されています!!

↓↓↓↓↓

必要以上に物に溢れた世の中ですが、「だめになったら捨てる」のではなく、こうやって、伝統を大切にひとつひとつ丁寧に手仕事されたものを、愛着を持って修復しながら長く使い続けられる一生もの・一点ものっていいですよね。

自分の手で作り・修復して、使い続けるもの・ことも増やしていきたいと思う今日このごろです。

木地屋やまとさん気になる方は是非、足を運んでみて下さい!!

https://yama.to/

 

 

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