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アトリエDEF通信

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God is in the detail①

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God is in the detail(神は細部に宿る)

なんて、大層な題名を書いてしまいましたが、どんな神様なのかも知らないのですが….

この「God is in the detai」という言葉を言ったのは、前に(↓)ブログでも書いた、ドイツの建築家ミース・ファン・デル・ローエ氏。

https://a-def.com/defblog/51425

また、書きますと言って、だいぶ経ちますが、少し書いていようと思います。

建築の世界で【detail】という言葉があります。まあ日本語で言うと「納まり」って言う言葉に変わるのかなと思う。

【detail】の直訳は「詳細」って事らしいです。

なので、建築の「詳細」とか、「納まり」って言う言葉がでる時は、間取りとか、外観とか、ではなく、もっと詳細な部分の事を指す事が多い。

例えば、窓の枠の事とか、建具の枠の事とか、柱と窓が絡む部分の事とか。

言葉で書くと、とてもわかりにく事ですよね。

なので、そのために図面というモノがあります。

図面と聞くと、平面図とか、立面図とか、配置図っていうのも図面なんですけど、「納まり」の話をするときは、上記の図面はそこまで使わずに「詳細図」というモノで職人さんとかとお話しをします。

ここからは少しコアなお話しになりますが、知ってても得をするか?というと知ってても得はしないと思うので、興味がある方だけ読んでください。

詳細図とは、どのようなモノの事を言うのか?

例えば「窓」の詳細図というとこんな感じになります。
※あくまで一例です。(当社の詳細図ではないので悪しからず。)

まずは、窓の部分の平面図(横断面図)と断面図(縦断面図)で、窓の詳細というものを図面としてあらわすのが一般的かなと思います。

こんな感じで。

画像1

こちらが横断面図。

画像2

こちらが縦断面図。

で、この図面から何がわかるのか?というと….

①、②、③、④。と番号を赤い字で書きましたが、ここが詳細図で大事なところ。それぞれ名称があります。

①は、見付(みつけ)
枠の部分の室内側の正面から見たときに、見えている部分の事、あるいはその見えてる部分の幅をさします。

なので、この図面でいうとサッシ(窓)枠の見付は、27㎜っていう事になります。

この27㎜はこの図面の場合であって、25㎜の場合もあれば、30㎜、あるいは36㎜とか。いろいろあります。

何が正しいとかっていう事も、正解もないような気はしますが、薄くしていくと軽く感じになり、厚くしていくと重たい感じになるかなぁという印象。

軽いも重いも正解はないけど、その家の雰囲気と合っているか?は大事な部分。

②は、チリ。
枠が壁からどれだけ飛び出ているのか、その場所の事をさす事もあれば、その寸法を指す事もある。

この図面の場合でいうと、チリは10㎜。これも12㎜だったり、15㎜だったり。
正解はない。

しかも枠と枠が室内側で絡む部分があったりすれば、その枠同士のからみを考えたりすることで、そのチリが10㎜であったり、12㎜だったり場所場所でも変わる事もあったりする。

③は、見込み(みこみ)
これは枠の先っぽから、サッシまでの奥行。

この図面でいうと、129.5㎜。さっきのチリと、サッシの取付位置が決まってくると勝手に決まるような気がするけど、サッシの奥行感?なのかな。

④は、庇の出(ひさしので)
サッシの外側に庇がついたりする時、その庇が壁からどれぐらい出ているかの寸法を「出」(で)と言います。

これも出せば出すほどいいのかというと、そうでもなくてバランスが大事なのかなとは思います。

ちょっと長くなりそうなので、今回はここまで。

次回に、「God is in the detai」(神は細部に宿る)について書いてみようと思います。

今日は、それの基礎知識編でした~。

ご拝読ありがとうございました。

まる。

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