kanto
こどもに教えてもらえる事。
- Series
- アトリエDEF
- 八ヶ岳営業所
私は今、5歳の男の子と3歳の女の子の、ふたりの「父ちゃん」です。
子どもには「パパ」って呼ばれたくなかったから「父ちゃん」で最初から通してきた。
たぶん子育てをされた事のある人なら理解してくれるかもしれないけど、「ママ」とか「パパ」って赤ちゃんが言いやすいんですね。
だからけっこう早い段階で言ってくれる。
やっぱり子どもに「ママ」とか「パパ」って認識してもらって、嬉しそうに呼んでもらえるって、親としての大きな喜びだと思うんですね。
でもそこで自分は「パパ」がどうしてもイヤだったので、「父ちゃん」だよ~って言って、父ちゃんと呼ばるのを待っていた。
やっぱり「ママ」よりもかなり周回遅れで「父ちゃん」はやってきたのだけれど、今は「父ちゃん」って呼んでもらえて良かったなって思う。
まぁ、ぶっちゃけ、なんでも嬉しいんでしょうけどね。
で、子どもに教えてもらえる事とは?
最近思うんですよね。
ホント当たり前すぎて、わざわざこうやって書くのもどうなのかっていうぐらいなんですけど、
「人ってみんな違うんだなって事。」
誰かはコレができない。誰かはコレが苦手。誰かはコレが嫌い。
でも
誰かはコレができる。誰かはコレが得意。誰かはコレが好き。
年齢、性別、生まれた時代、立場、環境、職種
ほんとみんな違うけど、みんなが得意な事、苦手な事がある。
例えば、うちの子達は、まだ5歳と3歳。
当たり前だけど、今はまだ出来ない事はたくさんある。
買い物とかも、まだできないだろうし、
ガスを使って料理をすることも、まだ無理
難しい計算なんて、まだまだ無理
一人で寝るのも、まだ無理かな。
って挙げていけばキリがないのだけど、
逆に、出来る事もたくさんある。
歌が上手。ずっと歌ってられる。
踊りが上手。ずっと踊ってられる。
遊ぶのが上手。ずっと遊んでられる。
服も一人で脱げれるし、卵も割れるようになったし、野菜も切ることができるようになったし、一人でご飯も食べられるようになった。
ここで思うのは、子どもって今5歳で、生まれて5年ちょい。
その間にできるようになったことの量で言えば、自分がこの年(31歳~36歳)の間にできるようになった事に比べたら(比べる意味もないのだけど)圧倒的に子供の方が成長しているよなぁって。
しかも、今となっては上記の子どもができることに書いた上の3つで言えば、今の自分はどちらかと言うと「できない」や「苦手」な部類の事なんだなって思った。
そう考えると面白いなって。
今まで書いてきたのは、家庭だったり、家族での話なのだけれど
この枠って社会全体だったり、会社内であったりしても同じなのではないのかな。
誰かはコレが苦手。
コレが得意。
コレが好き。
コレが嫌い。
もちろん好きなことだけやってればいいって言っているわけではなくて、その人が好きなコトも認めるというか、認識するというか。
なんか今の社会というか、世の中全体的に減点方式というかできないコトが悪という感じ。
できないコトが少ない人が優秀ってとらえられているのかな。
もちろん、それは価値観だしわからないのだけれど。
対、子どもで見た時でもそう思えるし。
逆に子どもが今できないことってずっと出来ないんですかね?って話。
子供の今できないコトを書くとき、まだできないって書き方をしたのだけど、ただ「できない」って書きたくなかったから。
できないって書いちゃったら、できないって認めちゃったみたいでイヤだった。
できるようになると思うけど、今はまだできないんだよね。って気持ちで書きたかった。
それは「わが子」だからできる事なのかな?
誰に対しても同じじゃないのかな?
今、この人はコレがまだ苦手。でも、できるようになるよう補佐する。
みたいに思えたら、出来るようになるんじゃないのかな。
自分自身で「できない」って思っている人の気持ちを支えるのは難しいし、
それこそ親子関係ぐらいの距離でないと向き合えないのかもしれないけれど。
やったらできそう!だけど今はまだ苦手です。って人だったら、何か手助けしたくなるような気がする。
苦手だから、自分はやりません。っていう人には手助けしたい気持ちはなかなか起きないですよね。
自分も何か苦手な事があったら「できない」って思ったり、言ったりせず。まず「やってみよう」って思う人になってみようと思う。
その結果が苦手だって、上手くいかなくたって良いじゃない。
始めたばっかなんだから。
誰だって最初からは歩けなかったんだよね。ホント当たり前だけど。
でももっと動きたいとか、早く行きたいとかイロイロ思って歩くんだよなって。
こんな事を子ども達と一緒に過ごして、気づかせてもらえたりしてる。
子どもってすごいなぁって。勝手にイロイロ与えてくれる存在ですね。
ご拝読ありがとうございました。
まる。