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信州だより~やさしさを受け継いだ古民家
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まいど~上田本社のはらです。
今日は朝から曇り空でお、昼には冷たい雨が降ってきました。
外の気温は日中でも13℃で少し肌寒い上田です。
そろそろ薪ストーブの出番かな~。
皆さんのお宅はもう火を入れましたか?
全国的に冷たい雨が降っているようですね。
風邪などひかれませんように…。
さてさて、本題に。
先日、「古民家を改修したいのですが」というご相談をいただき現地を拝見してきました。
おじゃましま~す。
玄関からの広めの土間からみると、襖の間仕切りで繋がる畳のお部屋は左奥にもあり、全部で四間あります。
一部手直しは必要ですがとてもきれいな状態でした。
建具には組子という技術が使われていてとても素敵です。
組子とは、簡単にいうと釘を使わずに木を組み付ける技術のことをいいます。
細くひき割った木に溝・穴・ホゾ加工を施しカンナやノコギリ、ノミ等で調節しながら1本1本組付けしていきます。
遠い昔から長い年月をかけて磨きぬかれたとても美しい木工技術です。
この障子に入ったガラスもレトロでかわいいですよね。
では、お外を見てみましょう。
目の前の畑からの眺め。大きな瓦屋根のどっしりした構えです。
大きな栗と梅の木が寄り添います。
また、右後ろの巨木は桂の木でこのあたりの地域では有名なんだそう。
土壁にツルが這っていますが今時点ではツルは払われていてすっきりしているとのこと。
屋根裏でお蚕さんを飼っていたこちらの古民家は、職人さんに見ていただいたところ、
今までに天井を張ったり、台所のリフォームやお風呂の設置や縁側を増設したりと
「後の人たちが暮らしやすいように」と考えてくれた
優しい思いが、手に取るようにわかりました。
今はだれも住んでいないこのお家。
この様な建築を壊すと大量のゴミを出すと共に、多くのエネルギーを消費します。
今あるものを直し、長く使い続けること。愛着をもって住み続けること。
それは住まい手にとっても豊かさにも繋がることだと思います。
これから始る、上田市真田町にある畑付き古民家。
只今、住まい手さん募集中!
「お試しに住んでみたいわ」という方は、上田本社のはらまでお気軽にお問合せください。
のはら