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八ケ岳森林軌道
- アトリエDEF
- 八ヶ岳営業所
60年ほど前、ここ原村にトロッコが走っていました。原村、富士見周辺にもほんの60年ほど前まで林業が栄えていました。伐採した木材は富士見の土場までトロッコで運ばれ、そこから関西や関東に運ばれたそうです。
トロッコもレールも林業も姿を消そうとしている今、もう一度八ケ岳森林軌道をよみがえらそうと活動しているグループがあります。
当時林業に携わっていた方々にお話を聞いたり、一緒に軌道跡を歩いたり、歴史を調べたりされています。昔トロッコが走っていた軌道を歩きながら、かつての八ケ岳周辺の林業の実態を伺うことができました。
戦後、国内の山々からは多くの木材が切り出され、日本の復興を支えてきました。近年、外国から木材が輸入されるようになり、日本の林業は廃れ、山は荒れていきました。
長野県は森林環境税の導入を本格的に検討し始めたようです。山にお世話になった分、当然のことですが恩返しをしたいですよね。
山々に囲まれた日本の大切な文化として森林と人との関わりを大切にしたいものです。