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八ヶ岳の風~外れたタガ、修理中!
(人間ではなく)
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営業所のキッチンで桶のタガを元に戻していました!
コントロールが効かなくなる様なときに使う言葉。
「箍(タガ)」は桶の枠組みを固定している輪のことを言うんですね~。
修理方法はとってもシンプル。
位置を固定し、浸水。
確かに!湿度によって木は膨張したり、収縮しますね。
(八ヶ岳営業所工事部の木の扉は、雨天時に膨張するので開けるのにすこし苦労する。)
まさに、箍(たが)があっての桶、樽。
営業所では漬物を漬けるのに桶が大活躍中です。
我らが日本の発酵文化を支えてきた。。。
と言っても過言ではないのでは?!
※桶、樽の違い
なかでも清酒(日本酒)は昔、甕(かめ)で造っていましたから、
箍(たが)を使う木樽ができたおかげで、
甕よりも軽量化され尚且つ大容量入れることができる容器ができたわけです!
そして大量にお酒を醸し、貯蔵、流通させることができたんですね。
(箍のない樽にお酒をいれたら、バラバラに・・・考えるだけでモッタイナイ!)
ちなみに室町時代に清酒の醸造技術が確立され、同時代に中国より(箍付きの)桶が伝来したといわれています。
お酒の話で若干テンションがあがり箍が外れかけましたが、言いたい。
木の性質を利用して、
接着剤を使ってないなんて!
食べ物を貯蔵するなら、接着されてない方が安心!
すごいぞ桶!樽!
すごいぞ箍!
なにより、職人さん。
木桶の話をしておきながらなんですが、
ノナカはケロリン桶(関西仕様)を愛用中です。←ケロリンには関東版と関西版があるんです!
聞いてないとか、言わないで。。。
ノナカ