kanto
ぐんまだより~ 我が家のリフォームの思い出
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群馬県はびゅーびゅーと空っ風が吹いている毎日です。
とても寒いです・・・。早く暖かくなって欲しいです!
今週はアトリエデフ リフォーム部が東京のギフトショーに出店いたしております。
そしてなんだか思い出してしまった我が家のリフォーム・・・。
私のお家は築200年以上は経っている古民家。
数年前に改修工事をして今住んでいます。
残念ながらDEFに入社する前の改修工事でして・・・。
DEF仕様に出来なかったことが1番の心残りです。
しかし、
構造材で使っている木材は地元群馬県の木!
200年も前の大工さんが丁寧に組んでくれてる!
囲炉裏やかまどなどの煙でゆっくり木が燻され乾燥し真っ黒!
むむむっ!なんだかどこかで聞き覚えがあります。
外国の材料でなく、出所のわかる木材。そしてゆっくり乾燥されている。
木を良く知り尽くしている大工さんがしっかり組んでくれている建物!
使用する材料と造り方(携わる人)が木に寄り添うことでなんだか
その建物が答えてくれている感じがします。
また驚くべきことが古民家を解体してみるとありました。
現代の骨組みの状態になれている私は驚きました!
とにかく解体状況を実際見てみて自分が持っていた現代人の私の常識は覆されました。
「こんな構造で大丈夫なのか?」
と不安になるくらい壁内(筋交い少ない)、床下(基礎簡単)がシンプル。
もちろん時も経って現代には不安なのでちゃんと補強しました。
断熱材はもちろん入っていなかったので入れました。
でも私たちの常識をむりやり古いお家に押し付けても良くない気が・・・。
通気の良かった状態が急に空気の流れを止められても不具合おきてしまうかと思い、
様子を見ながら密閉しすぎない感じで大工さんに造ってもらいました。
重要なのは材料の質と作り手さん、そして長くお家を愛する住まう人の
気持ちなのかな~と思いました。
木のお家(我が家)は少なからずとも現代の常識外の造りでしたが
200年以上しっかりがっちり建っています◎
古い建具や低い天井、外せない壁。
ほんのり昔を垣間見せてくれます。(私のお気に入り!)
そこに私たちが上手に寄り添います。
その古い空間に合う家具や小物を探すのも楽しみのひとつです。
ご先祖様から代々受け継がれている我が家!
これからも大切にしていきたいです。
サチ