土壁の「土づくり」はじまりました!
- アトリエDEF
- 八ヶ岳営業所
デフの家づくりにとって、欠かすことのできない素材。
今や代表選手になりました土壁用の「土」=「べと」。
長野県において、「べと」をつくってくれる業者さんは現在2社。
後継者は今のところなくて、70才の職人さんがつくっています。
営業所のある山梨県や群馬県においては、すでに姿がなく。
とてもありがたく、貴重な存在です。
土壁の家のことをもっともっと良く知る事ができるように、
継続してデフの当たり前の家づくりを続けていけるように、
こうなったら自分たちで「べと」をつくろう!と
工事部の漆戸くんが3ヶ月の「べと」修行に行って早8ヶ月。
https://a-def.com/hibinokurashi/16907
試行錯誤を続けて、ついに「土づくり」がスタートしました!
土場があるのは、長野県小諸市にある御牧ケ原。
元は畑だったフカフカな地。
30センチ掘って表土をどかして、その下に眠っていた土(粘土)を
「べと」に使います。
ここの土(粘土)は、粘りが強すぎず、弱すぎず。
土壁にするにはとっても良い、合っている土なんだそう!
土場と言っても、まだ屋根も無ければ水道もありません。。。
しっかりした「土」のプールができていました!
下から見るとこんな感じ。
2台のプールの下に、それぞれ搬出口がついています。
ここにトラックがきて、積んでいくという方法です。
頼もしいパートナー登場!
ヤンマーさんが「耕運機」を持ってきてくれました〜。
田んぼの代かきをする用のカゴ車輪をつけて、土を練っていく作戦です。
今日は、試しに「荒壁土」をつくります!
試しと言っても、現在工事中の我らが工事部長「エビさんの家」に使う予定なので、
漆戸くんはかなり慎重◎
土が重くて。。。思うように動いてくれない「耕耘機」
力づくで舵をとったり、慣れない運転に足を取られたり。。。
えっ・・・。
思っていたよりかなり大変。。。。
しかも、ダマがかなり残るし。。。
ヤンマーさんと、漆戸くん、
今後「土づくり」のキーパーソンとなる?本業はお庭屋さんの赤尾さん(父)
皆で改善点をあげていきます。
耕耘機用に特注で器具をつくって取り付けたら、ダマは良くなるかも!
重労働すぎているのを、なんとか軽減できないかは次回へ持ち越し。
(アートランド(お庭屋さん)赤尾家3世代)↓
半日やってある程度練った土に、藁を加えていきます。
赤尾家で昔使っていた粉砕器が登場!
あ〜〜。。。ここでもアクシデント。
藁が細かすぎる。。。。
切り口の長さを調整したら動かなくなり、一時中断。
なおしてくれている間に、
工事女子のあっちゃんが、人力藁きり!
藁を加えるといっそう粘りがまして、さらに重い。
車輪もうまいこと回らなくて。。。
がんばろ!がんばろ!と赤尾さんが盛り上げてくれるので、
フラフラになりながらもがんばる漆戸くん。
どうだ??!
水の量もいい感じだし、藁の加減もいい。
それなりの 「べと」ができたかも!!?
ひとまず、はじめての「べと」づくり終了。
左官屋さんの意見を聞きながら、
べと屋さんに教えていただきながら、
たくさんの人の知恵をもらって、
良い土をつくっていこう。
なんでも自分で確かにやってみる。
やってみないとなにも進まないから。
やってみて、気づく事、わかることがたくさんあった。
べとづくりなんて本当に自社でできるの?
そんな気持ちが私になかったわけではなく、
でも漆戸くんやエビさんを中心に少しづつ進んでいる土づくりに、
希望があるというか、
この先のデフの家づくりがもっと楽しくなると感じました◎
実際動いている人たちは、大変ですが。。。
はじまったばかりの土づくり。
またお伝えします!
mi