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薪ストーブの魅力
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てくてく冬号の配布
この冬は大雪の影響もあって、遅れに遅れてしまいましたが…
伊那市をまわって、一万部の配布が先日ようやく完了…。
伊那市街は意外にも
ちょっとこだわりのお店があってたのしい。
ここは今年開店したばかり
線路沿いの倉庫を改装したお花&アンティーク家具のお店です。
オーナーの趣味が色濃くでてますねー。
古い建物を活かし、古い家具を格好よく見せる…
ちょっとした鉢植えも趣味が良くて、今度は買い物に来たいところ…。
そしてここは、WHAMという
ヨーロッパブランドの薪ストーブを扱うショールーム
デザインオーディオとして有名なB&O…
そのデザイナーが手掛けた薪ストーブなんですって。
ヨーロッパもアメリカも、室内に煙突を見せない方が主流。
特に吹抜け空間だと、煙突の存在感は大きいですからね…
インテリアを考えるときは、ぜひ参考にしたいです。
こんなモダンな薪ストーブを見ていると、いいなぁーいつかは…って
イメージが膨らんでしまいます。
薪ストーブはほんとうに魅力的です!
ちなみに…一般家庭で使われるエネルギーの3分の2は「熱エネルギー」だそう。
暖房、給湯、調理…と考えると納得です。
そんななか、欧米諸国は木質燃料をすごく使っています。
エコ先進国といわれる北欧諸国もドイツも、
再生可能エネルギーの75%は木質燃料だと知ったとき、
ほんとうにびっくりでした。
つまり、薪を燃やしているだけなんです。年間何百万トンも…。
あとの25%で、風力や地熱や太陽光をやっているんですね。
薪燃料と言えば、なんとなしに遅れているとか牧歌的なイメージがありますが…
実は工業先進国ほど
薪やペレットといった木質燃料の開発が進んでいます。
現代の薪ストーブやペレットストーブは、その究極の形なんですね。
木を燃やせば煙も出るし炭酸ガスも出ますが…
森林整備を進めれば、木が成長することで
薪を燃やした分の二酸化炭素は、また森に還っていきます。
化石燃料を燃やすのと違って炭酸ガスが増えません。
これが「カーボンオフセット」とか「カーボンニュートラル」
といわれているもの。
木はある意味で太陽エネルギーであり、空気清浄機なんですね…。
森を管理し、循環させながら…
木の家を建て、
木質燃料を上手に使う…
それに火があると
人はなぜがすごく癒されます…。
自然の循環を活かした、古くて新しいこれからの暮らし…
わたしたちは、まだやり残したことがたくさんあるみたいです。
人口ひとりあたりの森林面積がヨーロッパ諸国の数倍!という日本…。
日本の電力の15%は熱エネルギーに使われてしまっていますが、
ほとんど手つかずのこれらの里山が
木材や木質燃料を上手に回せるようになればいいな…と思っています。
さてさて、これは先日「やきそば食べた~い」のリクエストに応えて
焼きそば屋さんになったともえさん。
彼女を中心に新メンバーで編集した「てくてく春号」は
4月1日発行です。
おたのしみにー。
井田