信州だより~山辺糀店をたずねて
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こんにちは。上田本社ののはらです。
ここしばらくは過ごしやすい日が続きましたが今日は30度を越える夏日とのこと。
気温差に体のほうもビックリしています。皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
さて、先月お陰さまで季刊誌『てくてく』がアトリエDEF てくてく編集室より
発刊することができました。(私も個人的にファンでして毎回楽しみにしているんですよ)
そして、少しづつではありますがてくてくと足を運びお届けに回っている毎日です。
先日は、上田市国分にあります『山辺糀店』というお店に寄りました。
2014年の4月には『no.25てくてく』でも取材させていただいており、
毎春恒例のお味噌作りのイベントでも糀でお世話になっていて
ありがたいご縁を感じております。
「失礼します」と一歩入るとそこには創業180年の歴史を感じさせる
凛とした空気感がそこにありました。
隅々まで手入れが行き届いた店内にデン! と構えるのはお風呂のような大きな鉄釜。
年間170回ほど薪を焚き米を蒸らしたり大豆を煮たりと今でも現役です。
こちらはこれから糀の仕込を待つお米です。
糀もお米の種類によっても仕上がりが違うのだとか・・・
そうそう、糀店の字、麹ではなく『糀』としているのは麦ではなく米を使うためなんです。
分けていただいた糀は文字通り、白い花が咲いたようなふっくらとした綿の様な
仕上がりでしたよ。
こちらはこの時期限定の珍しい光景なんだそうです。糀を育てていた木の容器(これは蓋)
ですが糀の時期が終わりすべて一旦洗って干しているところです。
私たちがお邪魔したのはちょうど仕込がこれから始まる時期だったんですね。
ひんやりとしたお店の奥に立派な絵がありました。一瞬写真なのかな?と
とても気になって思わず聞いてみました。
なんと!こちら6代目ご本人の作品です。元々絵を描くことが好きだったところへ
絵画を習い、完成したそうですがそれにしてもすばらしく、暫くは見入ってしまいました。
山辺さん。
糀はもちろん甘酒、お味噌、樽、硝子、お店の歴史のおはなしなど…
とても楽しく、勉強になりました。
また、来年の3月にはお味噌のイベントでお世話になりますが
それまでにも何度もお買い物に伺いたいと思っています。
仕込みのお忙しい中、ご丁寧に対応くださりありがとうございました。
のはら