種子は三っ粒、播けばよい。
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みみずくんのはじめてのお米づくり。
先週末のイベントでお米の種まきをして、いよいよはじまりました~◎
イベントの様子はこちら↓
みんなで播いた種は、次の日に田んぼに作った苗代に移して育苗中です(^^)
元気に大きくなりますように◎
「種子は三っ粒、播けばよい」
昔の農村地域において、言われてきた言い伝え。
一っ粒は、神様の種子。
一っ粒は、人が食べるため。
最後の一っ粒は、鳥のために。
種を播くときにそんな思いを抱き、それを代々言い継がれてきました。
今ほど、田んぼや畑が整備され、便利な機械が充実していたわけもなく、
人の手間をかける事でしか十分に作物を得る事が出来なかった頃に、
人が全てを手に入れてしまうのではなく、神様に祈り感謝し、
他の生き物の為を思うことを忘れずにしてきたそうです。
そんな思いを忘れないように、今回はあえて3粒をひとつひとつ手で播いていきました(^^)
慌ただしく過ぎてしまう日常のなかで、暮らしのどこかにこういう思いを忘れずに残していたい。
それは畑で過ごすときだけではなくて、
山にいるとき、
川にいるとき、
家にいるとき、
買い物をするとき、
料理をするとき、
ゴミを捨てるとき、
自分の生活のどんな場面でもいいから、同じようにそんな事を考えながら過ごす事が出来たらいいな◎
自分の出来る範囲で思いをかたちにできたら、
その時間が暮らしの中で大事で豊かな時間になるように思います。
そうして一つ一つの積み重ねで豊かな暮らしをつくっていきたい。
そんな風に思っています(^^)
料理ででた野菜くずを土に還してくれるみみずくん。
ミミズコンポストに野菜くずを入れて土に還っていくのをみていると、
その過程のなかに自分の暮らしと自然とのつながりを感じさせてくれます。
箱の中の小さな地球のなかで自然の中のバランスのとり方を教えてくれているのかも。
自分の手を通して、目には見えないたくさんの生き物たちとのバランスのとり方を学びながら、
自然に寄り添って暮らせるように自分の出来る事をやってみる。
みみずくんのお米づくり、みみずくんの野菜づくり、みみずくんの巣箱づくりは
そんな暮らしに触れる時間になればいいなあ(^^)
山梨営業所の庭の畑。
小カブの小さな芽がでてきました◎
Kyouhei