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アトリエDEF通信

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アトリエDEFの春

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ほっしー
八ヶ岳営業所

こんにちは。 春のキノコ「アミガサタケ」が今年は大量に採れました。 (採りすぎだろ。)

全部パスタとかき揚げで食べました。 結構普通に公園とかに出現するみたいですよ。 (去年食って大丈夫だったので安心しているほっしー)

ちゃんと茹でて食べて下さい。

 

さて、いよいよ八ヶ岳にも遅い春がやってきました。 都会と違ってこの辺りの桜は4月下旬が見頃でしたね。

そんなアトリエDEFの春は、毎年恒例の「エコラの森の春の間伐作業」から始まります。

「エコラの森」は、中央道諏訪南インターを降りて、八ヶ岳に向かって真っすぐ原村のズームラインを上った所にあります。 アトリエDEF社員が事務局を兼ねているNPO法人「エコラ倶楽部」の管理する森です。

毎年恒例のこの作業で、森の中の赤松や唐松を間伐して陽の光の入る健康な森を作っています。 そして、伐採した木は来年の冬の会社の薪になるんです。 (これが目的だろ)

毎年、宮城県栗原市の製材会社の「くりもく」さんから木こりさん達が駆けつけてくれて、大きな木の伐倒を行ってくれます。

ちなみに、DEFの社員は全員チェーンソーを使えないといけないので、今年の新入社員3名は一生懸命に木こりさんや大井社長に教わっていました。 DEFの新人研修も兼ねています。

私以外の雨男(おまえだろ)のせいで初日はあいにくの空模様でしたが、森の中にいるだけで元気になって、久しぶりの力仕事もとっても楽しい!

伐倒した木を3m位に切って~機械で道路際まで運んで~みんなでチェーンソーで35㎝位の長さに玉切り~それを薪割り機や斧で割る…。

そんな感じで一日森の中の作業は進みます。 なぜだか森の中の時間はあっという間に過ぎていくんです。 ここだけ時間の流れが速いのでは? (こういう映画っぽいこと言いたいだけ)

気が付けばもうお昼休み。

 

そんなこんなで、できた薪をトラックで会社まで運び、みんなで薪小屋に詰め込んでいきます。 DEFの八ヶ岳営業所には7台の薪ストーブがありますので、この薪小屋いっぱいと外にも4カ所位薪の山を作っておけば、丁度来シーズンの冬が越せるかな。

ちなみに薪は針葉樹の赤松や唐松です。 ナラなどの広葉樹の薪に比べて煙突が汚れやすいと言われますが、ちゃんと半年以上乾かして高温で燃やせば、薪ストーブや煙突も特に問題はありません。 (広葉樹は1年以上乾かしたいです。)

 

最終日は、「エコラ倶楽部」の会員さんも呼んでの伐採イベントになります。 総勢50名程の参加者で森の中がにぎわいました。

まずは「くりもく」の木こりさん達による、大きな赤松の伐採デモンストレーション。

こんな大きな木を切るんですよ。 しかも赤松や曲がっていたり、上の方で二股に分かれていたりして木の重心がどちらに傾いているかわかりづらいんです。

倒す時には風の影響もうけるので、思った方向に安全に倒すのは非常に難しいのです。 そして、これだけ木が生えている森で倒すと、時に隣の木の枝に引っかかってしまうこともあります。 別の木に引っかかってナナメの状態で止まってしまうと、その後の処理が大変なんですよね。 

今回も思っていた方向に倒れたのですが、倒れている途中で別の木に引っかかってしまいました。

「どうするのかな?」と思っていましたが、そこは大ベテランのプロの木こりさん、別の方向からチェーンソーでちょっとずつ切り口を広げていくと…。 あら不思議、ナナメの木がクルっと回転してひっかかっていた枝から外れ、そのまま地面にドスンと倒れました。

「神わざ」ってこのことを言うんだなと感じましたね。

伐採のイベントや、DEFで建築するお客さまの「大黒柱の伐採ツアー」でいつもお世話になっているくりもくの木こりの長「オオバさん」。 今回はさすがだなとあらためて思いました。

いつもお酒の席でちょっかい出してスマミソン。 (ちゃんと謝れ)

その日の午後は、長野県小谷村の「くらして」さんによる、「三つ紐切り」を参加者全員で行いました。

3方向から斧で木に穴を開けていきます。 日本古来の切り方で、今でも有名な神社やお寺を建てる時にこの方法を使っているそうです。 (ちゃんと調べて書け)

DEFのオーナーさんのソウ君も大活躍。 参加者みんなで交代しながら斧を振っていきます。 (おまえサボってただろ)

そして約1時間後。  こんな感じで3つの細い柱を残して、穴が貫通しました。 この状態だと木が倒れないんですって。 一応イベントの責任者のほっしーは倒れて来ないか不安でいっぱい。 

最後は我らが大井社長がつながっている部分の1つを斧で切り、同時に反対側からワイヤーでみんなで引っ張ると、残った2つの部分がドアの丁番の役目をして、そちらに木が倒れていきます。

三つ紐切りの伐倒の様子はなかなか文章では伝えられないですね。 ちょっと前に「しまちゃん」が書いた「山高神代桜」のブログの最後に動画で紹介されているので、ぜひそちらをご覧下さい! 

イベント終了後は、参加者の皆さん全員で玉切りと薪割り作業。

こうやって、薪ストーブを使っている都会から八ヶ岳に移住してきたDEFのオーナーさまや、地域の皆さま、エコラ倶楽部の会員さまと一緒に、毎年このイベントで薪を作っています。

灯油やガスと違って薪は自分達で作ればお金かからないんです。 日本の田舎では家を建てたり移住したりした後、こうやってみんなで力を合わせて暮らしを支えてきたんですよね。

 

こういう昔からの営みを私たちはこれからも続けていきたい。 それって結構幸せな暮らし方だと思いませんか。

チェーンソーや斧・薪割り機・草刈り機など、山暮らしに必要な物や使い方はDEFで教えたり、貸出しも行ったりしていますよ。(軽トラもな)

そして「エコラ倶楽部」のこういったイベントで森の中での活動を楽しみながら、日本の山を守っているのがアトリエDEFです。

ほっしーのおかげで天気も良く、最終日は楽しく安全に森の中で活動することができました。 また来年も大勢のDEFオーナーさまや、エコラ倶楽部会員さまとお会いできることを楽しみにしております!

参加者の皆さん! 作った薪は軽トラ2台分くらい持ってけドロボー!! (この人の言うこと気にせずたくさん持って帰って下さい。)

皆さまもぜひ「エコラ倶楽部」にご入会下さい! 今なら年会費たったの3000円ポッキリ!! (出た!昭和のオヤジ。そのセリフ前も言ったよな)

 

 

【おまけ】薪割り作業で指をケガしても、元気に笑顔をつくるケロパさん。 これからも頑張ってね! 

 

 

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