yatsugatake
二足の草鞋を履く~土壁塗り@北杜市H邸
こんにちは、ななみんです!
しばらくご無沙汰してしまい、すっかり季節は冬に。。
雪がはらはらと舞い、空気はきりりと冷たい日々です。
八ヶ岳営業所の各小屋からは毎日薪ストーブの煙がのぼり、手はかじかみながらも冬のたのしさを味わっています。
薪ストーブの前で食べるみかんが美味しい~☺
(一方で、私の住んでいるアパートはすでに寒すぎて、無事に1、2月を越せるのか?と疑問に感じてきていますが…)
さてさて本日は、11月末に行われた、
森のなかの造園師こと(私が勝手に命名しております)北杜市で建築中のH様邸の土壁塗りをレポート!
(なぜ造園師なのかは、こちらのブログでご紹介しています…(^.^)
https://a-def.com/defblog/70456
デフのオーナーさまにはこんなおもしろい方がいらっしゃるので、交流も楽しいですよ!)
こちらが、実際に壁に塗り付けていった土です。☟
泥(土+水)に藁や細かい砂も混ざっていて、独特の発酵臭がします。
(土壁に使われている土についてご興味ある方は、ぜひアトリエデフ通信の中から「土壁日記」の連載もご覧くださいませ!)
工事課の川尻監督からレクチャーを受け…
いざ!!
写真からお分かりいただけるように、「木ずり」という土壁の下地の上に塗り付けていきます。
昔の日本家屋では、竹でつくられた「竹こまい」が多く使われていますね。
こちら、Hさまご主人がめちゃめちゃ手早く塗っていらした一面!
水分を含んだ重~い土をかなり分厚く塗らなくてはいけないので、結構ハードな作業なのですが、
Hさまのあまりの素早さにスタッフ皆、ビックリ。
奥さまはとても丁寧な仕事で、平らに美しく仕上げておられました。
造園から左官まで、なんでもこなしてしまうカッコいいご夫婦…憧れます。
そして、最後につなぎの役目の藁を塗り付けたら、、、
土壁の一層目、「荒壁土」が塗り終わりました!✨
作業後の一枚。相変わらずの素敵な笑顔を見せてくださいました。
お2人の朗らかな雰囲気にいつも元気をいただいております😊
無事、左官業を終えたHさまですが、まだまだ造園師としての仕事も終えられてはいません…!
石垣をつくるための石割りのようすを見せてくださり、石割り体験までさせてくださいました。
ドリルで穴をあけたら、そこにくさびを打ち金づちで叩いて、割っていきます。 設計課の野尻画伯も挑戦。
私もひとつ割らせていただきましたが、割れたときの爽快感たるや。
ご自身たちがこれから暮らしていく環境を、自分たちの手でひとつひとつ創っていて、
暮らしが始まってからのたのしみも倍増しそう。
土中環境や大地の再生にも関心を持たれ、点穴まで作られていました!
(大地の再生についてはまた後日ブログをあげる予定でおりますので、そちらもお待ちくださいませ…!)
そして、お引渡し予定(来年2月頭)まで2か月ほどに迫った、当日のH邸のようすがこちら。
お家も、お家のまわりの環境も、ご自身でつくること、関わることを大切にされてきたHさま。
ここでの暮らしが始まったら、お庭の畑も充実しそうです(すでに堆肥小屋ができておりました…)。
お施主さまと、スタッフと、職人さんと、協力して「つくる」家。
たのしい時間を一緒に過ごさせていただき、お引渡しも、その後のお付き合いも今から楽しみです(^^)
お引渡しの様子もしっかりレポートいたしますので、お楽しみに!
それではこのへんで。
みなさま、暖かくして、良いお年をお迎えください🎍
来年もどうぞよろしくお願いいたします(^O^)
ではまた来年、ななみんでした~