栗駒伐採ツアー
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先日、宮城県の栗駒にあるエコラの森に近々工事着工する
お施主さまのIさまと大黒柱の伐採ツアーに行ってきました。
過去にも何度かブログで紹介されていますが、これは
ご自分の家に使う大黒柱をお施主さま自ら伐採していただき、
自分の家に使われる木がどうやって山から切り出されて
柱となり自宅に収まるのか、その過程を体験していただきます。
最近、DEFの雨男筆頭わたなべ先生から雨男パワーを
いただいていると噂される私ハヤシ、宮城にも雨を
もたらせてしまったためにみなさん雨合羽装備です。
しかし、(お施主さまの)日ごろの行いがよいせいか、
木を切る直前にはばっちりピーカン!!
(しかも木を切る前後だけ風もぴたりとやんで
絶好の伐採日和になりました)
さっそく木を選びます。
甲乙つけがたい二本の木から熟考に熟考を重ねて最後は直感に
委ねられて決定です。
まずは木に、そして山の神様にお祈りです。
山の命をいただきます。
そして伐採開始。以前にチェンソーを使われていたというIさま、
危なげなく作業を進めていきます。
チェンソーで受け口、追い口を入れましたら、
ご主人・奥さま・息子さん、家族総出で追い口に矢を打ち込んで
いきます。
伐倒のまさに瞬間です!!
きれいに狙った方向に狂いなく倒れていきました。
お見事です!!
この山は、以前は豊かな山だったのですが、
大型リゾート計画が立ち上がりそして頓挫し、
放置されたこの山を心ない人たちが乱伐してしまいました。
道路から見える面は不正な伐採が丸見えになってしまうため
木が残されており、今回の伐採もそちら側で行いましたが、
反対側は切られて残った幹が墓石に見える悲惨な光景です。
NPO法人エコラ倶楽部でここに植林をし、またいつの日か
元の元気な山に戻るように活動しています。
残された山(今回伐採した山)は、逆に全く間伐が
行われない時期があったため、木が混みすぎ山に光が
はいっていきません。
今回の伐採でまた少し山に光が入るようになり、
その分山が少し元気になりました。
その話を聞いた時のIさまのとてもうれしそうな表情が
忘れられません。
自分たちの活動が少しでも山のためになってると思うと
とてもうれしい気持ちになります。
こうして栗駒ツアー1日目は無事終了です。
ハヤシ