tohokushin
左官屋の息子は、あの俳優に似ている説。
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はろ~でめです~
ぽっちと。しらっと。2週ほどブログをさぼっておったでめです。
飯山市のI様邸。もうすぐ竣工が間近に迫っております。
先日、玄関の土間塗りのタイミングで、現場へ。コンクリート打ちした土間に化粧材でモルタルを塗ります。
現場では、伊藤左官さんが黙々と玄関土間とポーチを仕上げていました。
伊藤左官さんは、親子2代の上田市の職人さんです。デフとも長い付き合いになります。
モルタル自体の色は、鼠色なのですが、それに色を現場で混ぜて色味を加え、やさしい風合いに仕上げていきます。
混ぜ混ぜしているのが、伊藤左官のお父さん。まだまだ現役バリバリです☆
息子さんが、メインで塗ってくれました。
この日、飯山では、最高気温30度を記録。
もう夏なのか!と驚くほどの暑さの中、外での作業は続きます。
ぽけ~っと見ているだけの私を前にあれよあれよと仕上げていく伊藤さん。
最後に木のコテで、水をかけながら、わざと、ざらつきを表面に出して仕上げます。
コテにはいろんな種類がありますが、材質によっても表面の仕上がりが変わってくるんです。
漆喰を塗るときに使っているのは、金物のコテを使い、表面をつるっと仕上げていきますが、
玄関などは雨が降ったときなど足元が滑らないように、木のコテで表面をざらつかせ、すべり止めの役割とさせます。
横でぽけ~っと見ているだけだと、あまりの左官屋さんのスムーズ具合に、簡単そうに見えてきますが、本当にこれは職人技。
最後に、施主様にアクセントでガラスを入れて完了となりました☆
以前、ご両親のお家が建っていた場所を、思いを引き継ぎ今回建て替えを決めた施主のI様。
その解体の際に、敷地から出てきたガラスを少しでも記憶として残したい。とその思いを今回、土間に埋め込みました。
モルタルが乾いて、ガラスがうまく浮き上がってくれるといいな~。
竣工が楽しみです☆
P.S 伊藤左官の息子さんは、俳優の和田正人に似ていると思うのは私だけでしょうか。
現場では、和田正人の名前が出てこなかったので、本人に言えなかったのが、今回最大の心残りです。次の現場では、必ず聞いてみるぞ~。