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建築士の試験で思うことと、その勉強法。②
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昔にブログで建築士試験についての勉強時間のあれこれや、種類などについて書いてみました。
そもそも建築士ってなんぞや?って人もいるのかな?建築士の定義ってなんでしょうね?
建築士っていうと前回も書いたように資格の名称の事ですね。
じゃあ、設計士は?建築家は?デザイナーは?
なんでしょうね。私もわかりません。
建築士については、Wikipedia先生はこのように言っております。
建築士(けんちくし、英語: architecture license)は、建築物の設計および工事監理を行う職業の資格、あるいはその資格を持った者である。
そう、あくまで資格なのです。あるいは、資格を持っている人。
だから、建築士だから優秀だとか、もっと言うと一級建築士だから優秀、あるいは良い建物を作れるっていうわけではない。
ただある資格の中の一つでしか無い。
建築士の資格を揶揄して昔からよく言われている言葉があります。
「建築士の資格なんて足裏の米粒みたいなもの。取らないと気持ちが悪いが、取ったからと言って食えるものではない。」
まぁ、昔と今とでは資格のとりやすさとか、持っている事でのメリットも違うのでしょうけど、今の世の中で言えばこれは建築士に限らず全ての職業や資格に当てはまるのかな?とも思います。
またまた、話は変わりますが
建築士の資格が誕生した経緯に田中角栄氏が絡んでいるのはご存知ですか?
よく角栄氏の建築士の登録番号は1号と聞いた事がたしかにありました。でも違うんですね。
ちなみに私の建築士の登録番号は、371269号。
なので、これまでというか、取ったときより数年たっているから、もっと増えているけど、今までで一級建築士さんは、37~38万人いるという計算になる。
もちろん、仕事をすでにしていない人なども含まれる。
現在建築士の資格は3年ごとの定期講習を義務付けている。
ちなみに義務化されたのは、あの姉歯建築士さんの事件のあとから。
まぁ大切なことですよね。資格とって数年たったら確実に忘れてしまう事なんて沢山あるし。講習は必要なのかなって思う。
話がそれましたが、その定期講習を受けている人数でいうと、
おおよそ、6~7万人らしいです。
なので、今現在で1級建築士として働いている人って、このぐらいらしいです。
ちなみに弁護士さんは4万人くらい。
お医者さんは、28万人くらいらしい。(お医者さんは科もたくさんあるしね)
日本の人口の1億2601万人。
なので、1級建築士は1,800人に一人あたりですかね。
ゔーん、よくわからない。わかりやすい比較も出てこないですね。
過疎化した村に一人いるかなぐらいかな。
比べても意味ないけど、普段建築の業界にいると、1級建築士って珍しくない。よく会う(笑)
ぱっと思い出すだけでも、20人以上は確実に知り合いにいるなぁという感じ。それが普通なのかなって思ってしまうが、上記の数字から見るにたぶん一般の人からすると、珍しい人の部類なのかもしれない。
えーっと、またまた何の話をしようと思ってたんだっけな。
そうそう、そんな建築士。
は、あくまで資格。なので資格を持っている人が良い建物を作れるわけでもない。ただ、勉強を凄くがんばりましたね!っていう証なのかなっと。
でも、勉強をしていく過程で、自分の目的に対する時間のかけ方だったり、目標から逆算して物事を組み立てていくやり方だったり、仕事と勉強の両立の中で、バランスを調整したり、多少無理をする事だったり、またまたその中で家族との時間やバランスの大切さに気づいたり。
なーんていろいろあるんです。ほんと。たぶんみんな。
そこで得られた経験は、直接的に建築の仕事とはつながらないのかもしれないけれど、間接的にその人の人生に与える影響はでかいのかなぁなんて思います。というか思いたい(笑)
これが建築士の試験を通して、自分が得た価値かなって思います。
勉強に仕方については、上にも書いたように、目標から逆算して(例えば参考書をどんなペースでいつまでに終わらせて、何周やるのかとか。)目標とする点数を時期も踏まえて決める(模試があればそれに標準をあわせて、そこでの目標とのズレを修正し、勉強の濃度や時間も修正して、次の目標に備える)とか。
あとは、これも昔にブログで書いたような気がしてますけど↓
習慣の力をうまく使う。
やらないと気持ち悪いなっていう感じになるのが習慣の力だと思っているので。
勉強を習慣にっていうとハードル高い感じが、かなりしますが汗
でも、例えば、
「朝はコーヒーを必ず一杯飲みます」とか
「通勤中の車の中は必ず音楽を聴きます」とか
「毎朝TVを見ます」
っていうのも習慣。それと同じだと思います。
勉強しないとなんか気持ち悪いな。って思えるぐらいまで自分の習慣に落とし込めれば、たぶんなんでもいける。あとはホントに資格を取りたいと思っているかどうかなのかな。ようは気持ちの問題。
たとえば自分が今同じように習慣の力を使って違う試験に挑戦したとします。
なんでもいいや、例えば司法書士試験とか?
難しい事で有名な試験ですよね。
たぶん自分で本気で取りたいっていうような変化が自分の中にあったら、上記の今までの経験を加味して、修正して、勉強して、資格取得に向かっていける事はできると思う。で、たぶん取れるような気もする。わかんないけど。
でも、上で書き方でお気づきの方もいらっしゃると思いますが、「なんでもいいや」って例に出しただけなので、このモチベーションでは無理。
これは大げさに書いているけど、要は一緒なのかなって。
自分の中で何かが変われば、動き出せる。人に言われたりではなく。自分の思いで。
なんか書いているうちに、どんどん脱線してしまっていますね^^;
建築士の試験の設計製図の事でも、まだ少し書きたいことがあるので
またの機会にブログに書きたいと思います。
ご拝読ありがとうございました。
まる。