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雪のくりこま
- 戎谷
- 八ヶ岳営業所
雪のくりこまへ行ってきました。
計画中のお客さんと一緒に 伐採・製材・工場見学です
ただ、今回はちょっといつもと様子が違います。クリスマス前 日本海側・東北が大雪。くりこまくんえんの千葉さんと二人で毎日天気予報とにらめっこ。
何とか前日には雪も止んで一安心。雪が止んでもまだまだ心配事が・・・・
林道に雪が積もりすぎていないかな?
枝に雪が積もっていないかな? 伐採中に枝から雪が落ちてくると危ないのでどうかな?
くりこまの千葉さんが下見に行ってくれて、予定していた山形県側の山は豪雪のため今回は断念
そこで、今回はくりこまくんえんの社長の実家の山の木を伐採させてもらうことに。こっちの山も雪は多いけど 予定していた山よりはまだ大丈夫。
雪で高速道路が通行止めになるといけないので新幹線で移動。移動中 福島を過ぎたあたりから段々雪深くなって少し不安。
くりこま高原駅でお客さんと待ち合わせです。
くりこまのスタッフも、まずは宿泊先のくりこまくんえんの施設へ
早速 伐採予定の山へ移動。雪の量も千葉さんによると最近ないくらいの大雪。でも天気も良くなって何とか大丈夫そう。
現地到着。すごい雪の量です。雪を掻きながら森へ向かいます。
森へ到着。自分のお家に来てほしい木を選んでもらいます
この木と縁があるみたい。伐採前にみんなでお祈り。
この山も くりこまくんえんの社長のお家で代々手入れをされてきた山。伐採させてもらう木も社長のお祖父ちゃんの時代から手入れされて 50年60年と大切に育てられてきた木。すごく重みを感じます。
小雪が舞う中 伐採開始。
木こりの大場さんが一緒にチェーンソーを使って伐採してくれます。一通り一緒にチェーンソーを入れ終わったら ここからはお客さんだけ。楔を打ち込んで木を倒していきます。
こーん・こーんと小雪の舞う山の中に楔を打つ音が響きます。雪の中なのでいつもと音の響き方が違ってすごく優しい感じ。
普段は、そんなに苦労することなく楔の打ち込みも終わります。でも今回は何か様子が違うみたい。なかなか倒れてくれません。枝に雪が積もっていないようでも雪の重みかなりある様子。 ひたすらご夫婦交代で楔を打ち続けます。楔を打ち込むハンマーも重たいので かなり大変そう。
15分くらい楔を打ち続けて ゆっくり木が倒れていきます。倒れる時も いつもとちょっと違います。
いつもは バキバキ ど~ん と地面に倒れる感じ(大迫力)
でも今回は バキバキ ふわ~ ふぁさ
枝から落ちてくる雪・積もった雪に包まれながら倒れる感じ。すごく綺麗で神秘的
いつもは そのまま製材所に持って行って製材ですが、大雪のため断念。後日 雪が少なくなったら搬出して製材です。
何十年も大切に育てられた木、これから新しい家族と一緒に時間を過ごして家族みんなを見守ってくれます。
材木だけでなく、左官・あまり注目を浴びることのない畳・建具などなど・・・どれも自然の時間の中で育ち、たくさんの人の思いが入って、縁があってそのお家に来る。伐採に来るといつも感じる なんとも言えない感覚です。
後日 雪が止んで何とか搬出できました。これから 製材、燻煙乾燥に入っていきます。お家の大黒柱になるのが楽しみです
えび