- こんにちは!けろろろことけろです🐸
さて、今回は弊社の代表である大井しゃちょーに、
“アトリエデフの想い”をインタビューさせていただきました^^
- アトリエデフも31年目を迎え、設立までの道のりやこだわり、“暮らしをつくる”こと。
などなど盛りだくさんですので、ぜひご一読いただけますと幸いです。

- ■自然素材の家にこだわる■
- アトリエデフは30年以上にわたり、自然素材にこだわった家づくりをしてきました。そこには住む人の健康はもちろん、未来の子どもたちが安心して暮らせる地球を守り続けたいという強い思いがあります。
- なぜそこまで自然素材の家にこだわるのか。そのルーツは私の実体験にあります。もう30年以上前のことですが、私は当時サラリーマンとして工務店に勤めており、いわゆる新建材を使った夢のマイホームを建てました。ところが数日経った頃、家族がひどい頭痛や目眩に見舞われ、アレルギーやアトピーを発症してしまった。当時はまだシックハウスという言葉は知られておらず、病院に行っても原因が分かりませんでしたが、それから自分で色々調べていくうちに、どうやら私が作った家の化学物質が原因で家族に負担がかかっていることが分かってきました。本当にショックだった。自分が建てた家で、家族が不幸になってしまったのですから。
- 自分の家づくりの何が間違っていたのか?自分は何のために家を作っているのか?そもそも家作りって何だろう?改めて”家づくり”について真剣に向き合うことになりました。そしてとことん考えた末に辿り着いたのは、家づくりとは、当たり前ですけど、やっぱり住む人が幸せに暮らせる場を作ることだなと。そこで私は当時勤めていた会社の社長に、化学物質を極力使わない、誰もが安心して暮らせる家を作ろうと訴えました。しかし、当時はバブル絶頂期、私の言うことには誰も耳を貸してくれなかった。じゃあ自分で理想の家づくりをしよう、ということで始めたのが今のアトリエデフです。

- ■日本の山を守り育てる■
- 誰もが安心して暮らせる家づくりには、安全な素材選びが不可欠です。どこの山に生えていた木で、誰がどうやって加工しているのか、それを自分の目で確かめるために、北は北海道から南は九州まで、とにかく全国を渡り歩きました。
- そこで見えてきたのは、日本の山の現状。日本中これだけ山があって木が生えているのに、当時ほとんどの材木屋さんは日本の木を扱っていなかった。代わりに使われていたのは、海外から安価で輸入した外材。これにより日本の国産材は行き場を失い、日本の林業はすっかり衰退してしまっていました。そうなると、山を手入れする人がいなくなり、山はどんどん荒廃していきます。原生林なら自然の力で山は再生していきますが、日本の山の多くは戦後に植樹された人工林。人間が一度手を加えたら、間伐など手入れをしないと、木々は痩せ細り、山はどんどん廃れていってしまいます。
- 健全な山というのは本来、水を豊かにし、空気を綺麗にしてくれる。私たちの暮らしは、山の恵みに支えられているのです。ところが近年、全国で土砂災害などの被害が後を経ちません。あれは、山の木が大地に深く根を張れていない証拠です。雨が降っても、大地が水を蓄える力がない。山が持っている本来の役割が、うまく機能しなくなっているのです。
- このような状況を目の当たりにして、強い危機感を抱きました。このままでは日本の山がダメになってしまう。自分の子ども達が将来、安心して暮らせなくなってしまうかもしれない。じゃあどうすれがよいか。家づくりに携わる者としてできることはシンプルです。それは、海外から木を切って持ってくるのではなく、ちゃんと日本の木を使って家を作ること。そして木を使った分は、新たに苗木をやって山を育てていくこと。さらに、木を植えるだけじゃなく、それをきちんと手入れし続けていくこと。アトリエデフの「日本の山を守り育てる」という使命は、この時から始まりました。

- ■自然に寄り添う“暮らし”をつくる■
- 工務店というのは本来、”家”を作る会社です。しかし、アトリエデフでは”暮らし”を作ることにこだわっています。そこには色々な想いが込められていますが、一番大切にしていることは、人はあらゆる繋がりの中で生きているということを実感することです。
- 庭に小さな畑を作って、土を耕し、種を蒔き、野菜を育てる。皮などの野菜くずは、コンポストでミミズや微生物に食べてもらい堆肥に変える。雨水はタンクに溜めてトイレや下水道に使い、お風呂やキッチンのお湯は太陽熱温水器で温める。今までよりも少しだけ手間をかける暮らしは、ただ昔に戻るということではなく、自然との繋がりを感じながら生きることの楽しさや豊さを教えてくれます。そして同時に、人の働きは、自分たちが生きていくためだけでなく、自然の仕組みを保つためのものでもあることを実感するのです。
- 私たちがどれだけ環境に優しい安心安全な家を建てても、どんなに日本の山を守りましょうと訴えても、日本の山の状況はすぐには変わりません。そもそも一人ひとりの考え方や暮らし方が変わらないと、環境は変わっていかないと思います。だから私たちは家づくりを通して、今のライフスタイルに合わせた、自然に寄り添う”暮らし”づくりを広めていきます。
- みんなの意識が変わることが、大きな変化の第一歩だと思います。山と人の間に再び循環を取り戻せるように。そしてそれが、未来の子ども達の暮らしを守ることに繋がると信じています。
以上
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【おまけ:けろの想い】
現在、日本の山の現状はどうでしょうか。
山をよく見てみると、細い木が密集し、枯れていることも多く、竹林も増えてきました。
戦後に植えられた木が使われず、安価な外材の輸入などにより日本の林業は衰退し、
手入れがされなくなった山は荒廃。
生物の多様性は失われ、土砂災害や水害等の被害も後を経ちません。
日本の山を‟守ること”は、そこに息づく様々な生き物の暮らしを守り、
日本の山を‟育てること”は、人も自然も共に暮らしてゆける未来へとつながります。
人と自然が活かし生かされていること。
手間を“かける”のではなく、手間を“愉しむ”こと。
自分の手の届くところから、少しずつ、少しずつ。
気づけば、環が広がり、ぐるりと地球を包めるようになるかも。
以上、けろでした🐸