古くて大切な物
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昨日、木曽の材木屋さんに行ってきました。
その材木屋さんでは、天然の木曽ヒノキを取り扱っています。工場や事務所中は木曽ヒノキのいい香りが一杯でした。色々 山の話や、天然木曽ヒノキの歴史などを教えてもらって すごく勉強になりました。
でも 少し気になることもありました。それは、色々な地域の製材屋さんを見いましたが 全般的に製材所などの元気があまりないということでした。(もちろん 元気のいいところも沢山ありましたが)
新建材・外国からの輸入の材木・価格競争による値段の叩きあい、それらに押されて本当にいいものを作っているところが元気をなくしているように感じました。
例えば 今回はたまたま製材所ですが、良い材料で・良い住宅用の製品を作る。それによって コストはどうしても高くなる。特に、小さい企業が多いのでどうしても価格設定にも限度がある。でも反面、昔の古い建物が今でも 古民家改修等と言って、100年 200年と朽ちずに持っているのは、そう行った材料や職人さんのお陰だと思います。一方、一般的には、防腐 防かび処理された材木や建材があたかもそれが本物の材料として 低価格で売られている。
確かに、何を買うにしても安いに越したことはありませんが、安いからといってすぐに新しい物を買い換えるのではなく、環境問題等が色々取り上げられている今だからこそ、少し高いかもしれませんが、100年・200年と長持ちして使う人を気持ちよく出来る本物の材料を選ぶべきだと感じました。予算の問題もありますが…..でも それが 大きく言うと 環境問題の解決にも繋がるのかなと思いました
それによって、昔からある本当に良い日本の伝統技術や、元気のなくなりかけている古い産業も元気になるのかな...と考えさせられる一日でした。なんか 複雑な 一日でした。
えび