栗駒伐採体験ツアー②製材編
- アトリエDEF
- 八ヶ岳営業所
さて、先日の栗駒伐採体験ツアー①伐採編、に続いて、
製材編をお送りします (^▽^)/
DEFの多くの家づくりでも使用している、燻煙&天日による乾燥材を
扱っているくりこまくんえんさんの主催で、実際に家に使う材料の
伐採を行うツアー、二日目は伐り出した木を目の前で製材します。
・・・とその前に、当然なんですが伐った木は森から運び出さないといけないです。
(先日の群馬の森林体験ツアーのブログで、きこりさん達は、
木を「切り倒す」ではなく木を「寝かす」と言う、という記述がありましたね。
いい言葉だなぁと思いました!)
横から見ると木の大きさ、長さを改めて感じます。
枝を払ったり・・・
必要な長さに切りそろえたりして・・・
ワイヤーを使って運び出します。
今回は、体験ツアーということで、比較的平らな運び出しやすい森ですが、
日本の山は急斜面が多く、この運び出す作業がとても大変です。
機械も使いますが、人手のかかる手間仕事です。
そして、運び出された丸太を四角く製材します。
大きなノコギリで切っていきます!
なるべくまっすぐに育て、まっすぐな木を選ぶようにしますが、
そうはいっても相手は自然のもの。
完全にまっすぐなんてありえません。
そうなると、どこを中心にしてどのように四角くしていくのが一番よいか、
刃を入れる場所と角度を決めるのはやはり最後は人です。
熟練の目がしっかりと見極めます。
製材された木。
とてもきれいな目でした!!
触ってみるとまだしっとり・・・木の命を感じます。
この後、燻煙でいぶして荒乾燥したのち、天日にさらして三ヶ月以上、
ゆっくりじっくりと乾燥させていきます。
森で生きている状態から製材、乾燥までの過程。
ここまででもとても多くの時間と人の力が関わっています。
・本物であること、それが一番大事。安いとか高いとかはその次のこと。
参加した方たちが残してくださった言葉です。
とてもありがたく、またうれしい言葉。
山の人から最後の工程まで、関わった人の多くの思いがあり、
その思いを受け止めてくださって、こういう家づくりを選択して
くださる方がいるからこそ続けられる大切な大切な仕事。
そんな造り手さんの思いと、住まい手さんの思いを、私たちは、
これからもずっと、大切に伝えていきたいと思います。
参加いただいたみなさん、お疲れさまでした&ありがとうございました (^▽^)/
ハヤシ