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群馬だより〜森からはじまる家づくり①〜
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〜森からはじまる家づくり〜
群馬県高崎市の倉渕という地域の山へ、
皆さんと一緒に行ってきました!
今回の案内は、磯村産業倉渕事務所の森林部の皆様。
杉やヒノキからなる山は、
適度に間伐され、枝打された木々から光が差し込んで
とてもきれいな山です。
久しぶりの山! やっぱ山いいな〜!!
ここで育つ木は何歳くらいでしょうか??
40年、50年、60年。
年輪を数えてみます。
ほとんどが、私たちよりも長く生きている木たち。
小さなお子さんたちは、
見るものに興味津々。
これなに?
なんで?
どうして?
答えるのもタジタジになってしまうような質問が
どんどん湧き出てきます。
林道を上っていくと、きこり隊が参上していました!
今日は実際に木を伐倒するところを見せていただきます。
お塩やお酒で木への感謝をするお清めは、
毎日するのも大変なので、いつもはしないそうです。
そのかわり、ノコギリの柄にお清めの印が押してありました。
狙いを定めて。。。
いつになく慎重に。
まだキコリになって1年だという彼ですが、
見事に狙い通りきれいに伐倒してくれました。
細身の木でしたが、バリバリ、ギシギシ・・ドン!と地響きを立てて倒れる音は
「木を切り倒す」ということの「おもさ」を感じさせていました。
神々しさを感じてしまいます。
参加して下さった方から、
山に立っていた1本の木が、1つのモノとしての存在に変わった瞬間。
そんな気がした。と言っていました。
切り口は、マイナスイオンが沸き出てきているような
きれいな香り。
湿っていて、さっきまで大地から水を吸い上げて
生きていたことがよく分かります。
切ってしまうということは、なんだか悲しい気持ちになります。
木を切り出す時期(旬)ってのがあって、
彼岸から彼岸までの間が旬だそうです。
今は、ぐんぐん水を吸い上げて活発になってきた時期。
きこりさん達は、木を「切り倒す」ではなく
木を「寝かす」と言うそうです。
寝かして、丁寧にお手入れ。
枝払いしてから玉切りして、製材所へおくります。
きこりさんの姿が美しかったです。
倉渕の道の駅へ戻ってお弁当タイム。
山を所持して100年以上守り続ける磯村産業さん、
きこりさん、大工さん、製材屋さん、木の家を建てる工務店、
木の家を建てたいと思って下さるお客様、
地域の方々、子ども達。
皆でごはんを食べながら
それぞれの立場で
知ったこと、思ったこと、感じたことを話しました。
とにかく皆、山が好き、木が好きなので話しがつきません。。。
私たち工務店だけでは小さなチカラ。
様々な人たちと一緒に山へ行き、現状も、問題点もこれから目指す先も、
皆で共有して、豊かな山へ繋がるようなことができたらすごいです。
とても楽しい1日でした。
デフが国産材を使って家をつくる理由。
今回はそれがテーマでした。
山へいき、理由となるいくつもの答えがあったので、少しづつまた書きます!
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